↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1109/3914

1109:撃ってみてもらおう。

「っていうか、何で弾丸?」


 訊いてはみたけど、単純に出しやすい形って事でそうなってる可能性もあるか。


 ……いや、ボールとかの方が出しやすいか?

 せめてもうちょっと短ければって感じだけど。



 ん?

 クリスがすぅーっと息を大きく吸って…… 吐かずに口を閉じて、お腹に送り込んだ?


 ……内臓どうなってるんだろう。

 まぁそこは良く解らないものとして置いとくか。



 何度か繰り返してるうちに、だんだんお腹がぽっこりしてきた。

 どれだけ貯めるつもりなんだろうか。


「え、まだいけるの? ……おー」


「実に良く伸びますわねぇ」


 なんか蛇の体の方まで膨らんでいって、棒の風船みたいになってきはじめたんだけど大丈夫なのか。

 ねじったりは出来ないだろうけど。



 お、止まった。


 どうするのかと思ったら、少し視線をきょろきょろさせて考える表情に。

 ……なんかぷしーって口の隙間から空気が抜け始めた。


「どうしたんだろう」


「調整している様に見えますわね」


 うん、周囲の状況を改めて確認してたもんね。


 どんどん吐き出していって、最初のぽっこりしてた辺りまで抜いてしまった。

 なんのためにあそこまで貯めたんだ。


 あ、この位は余裕で行けますよーってのを見せてくれたのかな?



 クリスがふにふにと自分のお腹を触ってから、両手で口の弾丸を少し押し込んでいく。

 お腹に空気を貯めてるって事は、エアガンみたいに空気の圧力で発射出来るのかな?

 空気を抜き始める前に石をちょっと見てたし、あれを狙うんだろう。


「一応、壁を作っておきますね」


 ああ、確かに有った方が良いか。

 威力がどの程度だとしても、狙いが外れたり破片が出たりしたらテントに被害が出る可能性も有るしね。


 壁というかテントの内壁と床の補強みたいな感じで出してくれたな。

 割と大きい分それなりに魔力を消費してるだろうけど、まぁ温存というかそんなに使ってなかったから大丈夫だろう。



 ……でもこれ、私達には普通に跳んできかねない防護だよね。

 カトリーヌさんは良くても私は痛いの嫌なんだけど。


 まぁクリスの方は自分のやる事は理解してるだろうし、こっちが怪我したりはしない様にやってくれるだろう。

 ちゃんと周りを見てから調整してたんだしね。




「あ、うん。それじゃ、試しにやってみせて」


 準備できましたーと小さく手を上げたので、お願いしてみよう。


 体を横に倒して、砲弾の先を置いてある石に向けていく。

 お腹に両手をそっと当てて……?


「おわっ!?」


 ……硬い物同士の衝突音と共に、石が殆ど消し飛んだんだけど。

 弾丸の方も衝撃に耐えきれずに砕け散ったっぽくて、壁際に黒と白の粒が大量に転がってる。



「……空気はほとんど抜いておりましたよね?」


「それでもこの威力かー……」


 一体どんな勢いでお腹を締めればこうなるって言うんだろうか……

 なんかクリスちゃん、変に強過ぎない?


 ……あー、でもあれか。

 極度の恥ずかしがりだし怖がりだしで、他の誰かが居る所じゃ性能をまともに発揮する事は出来ないのか。

 どういうバランスの取り方だよ。



 というかクリス、なんか少しだけ不満げなんだけどどうしたんだろうか。

 残ってる石を「むー」って顔で見てるな……


 あ、全部綺麗に吹っ飛ばすつもりだったのかな?

 破壊力はちゃんと調整したんだろうし、もしかして命中精度は割と良くないんだろうか。


 ……いや、この距離で狙いを外すって「割と」ではないな。

 あんな威力の弾丸が変な方向に飛んで行くって、結構洒落にならない大問題だよね……?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。