↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1105/3914

1105:別の方法も見せてもらおう。

「すごいねぇ」


 原理とかはよく解らないけどとりあえず、ほふーと満足気な息をつくクリスを褒めておく。

 うん、何がどうなったか解らなくても、なんか凄いって事には変わらないし。


「私もあの様に引き締められれば……」


「いや、そういうのじゃないでしょ」


 お腹に付いたのとお腹に入ってるのとでは話が違うだろう。

 はっきりと言ったらちょっと怒られそうだから、口には出さないけど。



「しかし丸呑みというと、蛇という事で口が大きく開くのかと思っておりました」


「あー、確かに」


 実際の蛇の口、がぱーって凄い開き方するよね。

 どうなってんのってくらい良く伸びるし、あごの骨は二つに分かれるんだったか。



「ん?」


 なんか遠慮がちに膝のあたりをつんつんされた。

 両手を口元に当てて恥ずかしそうな顔してるけど、そんなのじゃないですって事だろうか。


「って、おぉぅ……」


 と思ってたら、指先を口に突っ込んでガパァッと引き延ばして見せてくれた。

 え、どんだけ伸びるのそれ。


 


「凄いものですわねぇ」


「あー、うん」


 いや本当に。


 とりあえず、凄く広がる事だけは良く解ったけど、まだまだ限界ではないっぽい。

 自分の両手を喉に突っ込んでそのまま腕をまっすぐ伸ばしてみても、苦しそうな様子が全く無いし。


 あとどうでも良いけど、チロっとした蛇風の舌がなんか可愛いな。



「クリス様、少しよろしいですか?」


 カトリーヌさんの問いかけに僅かに頷いたけど、何をするつもりだろうか。


「失礼します…… あぁ、これが毒牙ですわね」


「いや、何やってんの……」


 かぱっと大きく開いた口に頭を突っ込むんじゃないよ。

 クリスが戸惑ってるじゃないか。



「もう少し、大丈夫ですか?」


 クリスが「えっ」て感じの顔でこっちを見てくるんだけど、そんな目で見られても私も困惑してるから。


「……あー、まぁクリスが苦しくないなら良いけど、飲み込んじゃわない様にだけ気を付けておいてね」


「私は一向に構いませんが」


「クリスと私が構うんだってば。……まぁとりあえず、大丈夫みたいだよ」


 嫌だって顔では無かったしカトリーヌさんが居て頷けないから、こっちから伝えておこう。

 ……嫌ではないけど勘弁してくれとは思ってそうだな。



「……おぉ、これは凄い」


「うん、凄いんだけど…… 一応足に糸付けとくね」


 カトリーヌさんの足首に、ちょっと太めの糸を巻き付けて持っておこう。

 見てる側としてはちょっと怖いんだよ。

 もう腰のあたりまで呑み込まれてるっていうか潜り込んでるし。


「命綱が有るという事は」


「ダメだからね?」


「はい」


 なにを奥まで行こうとしてるんだ。

 いや、もう相当奥ではあるんだけどさ。



 ……っていうかこの人、よくその状態で喋れるな。

 まともに息なんて出来ないだろうに、どうやってるんだ。


「はいはい、クリスも困ってるしそろそろ引っこ抜くよ」


「お願いします」


 ……カトリーヌさん、潜り過ぎて自分で出られなくなってないか?


 いや、翅が全く動かせなくて【浮遊】が使いづらいとはいえ、一応戻れはするか。

 本当に抜けられなくなるなら、クリスがどこかで止めてるだろうし。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。