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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1088/3916

1088:いろいろ吹っ飛ばそう。

「ふむ。コレットの一撃にも耐えるか」


「はい。流石は白雪様です」


「……一応聞いときますけど、問題無いって確信が有ったからやったんですよね?」


「無論で御座います」


 あれだけ事前に触って確認してたんだし、解ってはいるんだけどさ。一応ね。


 とはいえ、揺れはしたんだから壁に触れてたら……

 あ、気をつけろってちゃんと言ってたし、壁から離れる事(それ)も含めてって事か。




「アレに耐えるっつー事は、その辺の建物や銅像なんかよりもよっぽど頑丈だって事だな」


「……吹っ飛ばせるんです?」


「あの位の小屋であれば、全体へ衝撃を伝える様に打てば、先ほどと同程度の一撃で解体出来ますね」


 モニカさんが住んでる管理人室へ視線を向けて、コレットさんがさらっと言う。

 ……なんてものを叩きこんで来るんだ、この人は。

 そりゃ地面だってへこむでしょうよ。



「っていうか建物は解るんですけど銅像?」


 比較対象に挙げるなら、別に建物だけでも良いんじゃないのかな。


「そいつ、気に入らんお貴族様の像をぶっ飛ばした事が有るからな」


「なにやってんですか……」


 特に何も言わずに、静かに微笑んで頭を下げてきた。

 なんか怖いぞ、コレットさん。



「って、そんなことして大丈夫なんですか?」


「私が許可したからな。問題無い」


「あぁ、なるほど」


 ……いや、でも無くは無いんじゃない?

 色々と。



「……と言うよりは、その程度で済ませてやったと言った方が近いな」


「はい?」


「その貴族は姉上の取り巻きでな。常々私の陰口を叩いていたのは承知していたが、何を思ったか仮にも自国の王女に対し、正面から堂々と侮辱してきおってな」


「あー……」


 本国の法律は全然知らないけど、下手したらって言うか割と高確率で処刑される案件だよね、それ。

 言った人の位とかにもよるだろうけどさ。



「私としては大した問題では無いのだが、コレットを筆頭に収まりの付かん者どもが多かったのでな」


「まぁそうでしょうね……」


 アリア様、【妖精】と並ぶレベルの好感度の高さだもんなぁ。

 貴族って立場とか、やっちゃったらアリア様が困るって事とかが無かったら、その貴族さんはその場でミンチにでもなってたんじゃなかろうか。


「っていうかアリア様は気にしないんですね」


「うむ。良く有る事でもあるし、あの程度の小虫に何を言われようと別段実害は無いからな」


 ……言われる事自体に怒ってなくても、割と普通に嫌ってない?

 まぁ色々とアレらしいお姉さんの取り巻きって事は、本人も同類なんだろうし仕方ないのか。



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