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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1082/3916

1082:改善案を出してみよう。

 障壁が元の位置に戻ってきたので、再度持ち手を作って自分で確保する。


「ありがとうございました」


 お礼を言うとコレットさんは深々とお辞儀して、アリア様を座った椅子ごと元の位置に戻していった。

 座ってる椅子をいきなり動かされても、まったく動じないのは流石だな。




「気になって試してはみたけど、実用性は無いよね」


「力の向きもだけど、上下にしか動けないみたいだしな」


「前後は当然として、背中合わせだから左右に動くのも無理だからねぇ」


 ……実際に動こうとするまで忘れてたけど。



「白雪さん」


「ん?」


 おや、カトリーヌさんが横に来てる。


「ふっ」


「んん……?」


 なんか障壁同士の合わせ目に手を置いて、グッと押してきたんだけど。



 ……ん?

 結構強めに押してるみたいだけど、手元にはほとんど伝わってきてないな。


「あ、一応真横からにも完全に無力ではないのか」


 なるほど、片方が押されるとその分反対側が手前に来るもんね。

 押された力をそのまま返すなら、こっちへの影響はほとんどなくなるのか。


「片方だけに当たっていなければ、ですが」


「あー、うん」


 返した力を受け止めてもらえなきゃ意味ないもんね。

 障壁ごと横に吹っ飛ばされて終わりだよね。



「ふむ」


「何か有りますか?」


 アリア様が何やら呟いてるので、とりあえず反応しておこう。

 何か思いついたのかもしれないし。


「という事は分身を上下逆さに出しておけば、同じ理屈で対応できるのではないかな」


「あー、確かに」


 左右逆になる事で横からの力に対応できてるなら、上下も同じ事なのか。

 ……余計に動けなくなる気もするけど、まぁ大差無いか。



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