↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1070/3916

1070:位置をずらそうとしてみよう。

 さて、とりあえず防御面の弱みを再確認したけど、後は何が有るかな?


「白雪」


「あ、はい」


「帽子を乗せてみてくれるか?」


「はーい」


 静かに差し出されたアリア様の人差し指に、かぶっていた帽子をそっと乗せて離れる。

 同期してたのは見てたと思うけど、まだ何か気になる事が有るのかな?



「ふむ……」


 右手に真ん中の帽子を乗せている状態から、左手の人差し指に左側の帽子を乗せて右手を離す。

 重心は関係ないとはいえ、バランスの悪い見た目だな。


「位置は変わらんのだな」


「みたいですね」


 アリア様が指を傾けると、他の帽子も同じ位置のままで傾いていった。

 私も向きを変えるとそうなるし、そういうものなんだろう。



「帽子がダメになるかもしれないが、構わないか?」


「そりゃまぁ、アリア様が良いって言うなら」


 何をする気なのかは知らないけど、こっちに文句は無いかな。

 もともとアリア様の物だったっていうか、そもそもさっきそうなるかもって言いつつ皆で美味しく頂いてたじゃないの。


「では、やってみようか」


 左側の帽子を指に乗せたまま、右手で右の帽子をグッと押さえる。

 指一本とはいえそれなりに力を入れてるみたいだけど、帽子がクシャって潰れてるだけで位置自体は全く動いてないな……



「ふむ……」


 おや、ぺたんこになった帽子を机に置いたな。

 圧縮されたとはいえ完全に壊れてるわけではないから、圧力から解放されてじわじわ戻っていってる。


「コレット」


「はい」


 アリア様に呼ばれたコレットさんが、何やら小さい板を二枚差し出した。

 ちょっと薄いけど、金属製っぽいな。


 というか何も言ってないけど、やっぱり用件は解ってるんだな。

 相変わらずというかいつも通りだけど。



 コレットさんから板を受け取って、一枚を机の上に置いて帽子をその上に乗せるアリア様。

 で、もう一枚を右の帽子の上に添える、と。


 なるほど、指だと弱いしちょっと食い込んで痛かったのか。

 あれならある程度体重をかけられるし、下に敷いてれば机も無事って事だな。


 っていうか、なんで上じゃなくて横の帽子なんだろうか。

 あ、単純に位置が高くて押さえづらいからか。



 ……しかしコレットさんやモニカさんなら、あれが無くても指だけでそれ以上に圧縮できそうだけど、黙っていよう。

 アリア様がやりたいっていうのが、一番優先される事だろうし。

 あとその位の事は解った上でやってるんだろうし。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。