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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1066/3916

1066:配置には気を付けよう。

 これくらい余裕を持たせておけば大丈夫だろう。

 左右も問題無いし、やってみるとするか。


「行きますねー」


「うむ」


「ほいっ、と」


 左右に一人ずつと上下に一人ずつの配置をイメージしつつ発動。

 うん、ちゃんと光が出て……



「ん? あー、ってちょっ!?」


 なんか目の前に光が見えるなーって思って一瞬考えて、下を見たら足にも光がかぶってた。

 いやこれヤバッ……!


(あっぶ)なー……」


「上下の配置が、少々近過ぎた様だな」


「ですね……」


 咄嗟に膝を曲げて足を後ろへ逃がした瞬間に実体化したけど、下手したら上の分身の足が頭に刺さって死んでたかもしれない。

 逆に本体が優先されたとしても、今度は下の分身の頭にこっちの足が刺さるから、結局同じ事だし。



「んー…… ほんと、思ったより近かったなぁ」


 いや、思ったよりっていうかイメージが曖昧過ぎたんだろうけどさ。

 これに限らず、大体思った通りに出るんだし。


 これ、まっすぐ…… というか少し開いて足を伸ばすと、肩に立っちゃうくらいの位置関係かな?


「雪ちゃん、でっかいし脚長いからねー」


「いや、そういう問題でも無い様な」


 自分の体なんだから大体のイメージは出来るし、単に上下の位置関係の意識が雑だっただけだな。

 多分ソニアちゃん並みに可愛らしくても、やっぱり同じ事をやってたと思うし。


 あと多分、私の脚は言うほど長くない。

 単純に全体が長いからそうなるだけで、たぶん比率はそんなでもないと思うよ。



「まぁうん、一応問題無く発動出来たね」


「いや、問題は有っただろ」


「それは置いておこう」


 うん、下手したら死んでたレベルの大問題が有ったけど。

 まぁ発動自体はね。問題ないよね。



「にしても、膝を曲げっぱなしってのは疲れぁっ!?」


「何をやっておるのだ」


「アホだろ」


 ……ふーって脚を伸ばしたら、自分の後頭部に蹴りを入れてしまったらしい。

 力を入れてないとはいえ、地味に痛かった。


 というか精神的に痛い。

 ジョージさんとか、もはや可哀想な子を見る目でこっち見てるし。


 ええい、見るな見るな。

 うっかりしてただけだ。

 多分普通はうっかりしないけど。



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