↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1062/3918

1062:入れ替わってみよう。

「おー、綺麗に揃ってるねぇ」


「完全に同じって、動きまで全部同じって事なのか……」


 うん、流石にそこまで一緒にされるとは思ってなかった。


 ……ん?


 でも自動操縦で「一般的な【妖精】」の振舞いをされても困るな……

 それに比べればまだマシではあるか。



「とりあえず、入れ替わりを試してみよう」


 一応宣言してみたものの、どうやれば良いんだろうか。

 まぁいつも通り、そうなれーって思うとか宣言するとかすれば大丈夫かな?


 うん、とりあえず今背後に居る、右側の分身に……



「うおぉぅ……」


「どうなさいました?」


「あ、今はこっち」


「あら」


 真ん中の私に話しかけてるカトリーヌさんに、横から声をかけておく。


 ……向こうからしてみれば、正面に居た相手がいきなり横を向いて喋り始めてるのか。

 変な感じだろうなぁ。



「思ったより瞬間的に切り替わってビックリしただけ」


「外見的には特に何も起きませんでしたわね。本人以外に判別する術は無さそうですわ」


「変な所で優秀なんだなぁ……」


 動きも完全に同じなら、そこでバレる事も無いだろうし。

 分身した後で受けた傷とか、そういう痕跡がどうなるか次第かな?




「今はこの白雪さんは偽物なのですよね?」


「うん。解ってると思うけど、カトリーヌさんから見て左側が本体だね」


 カトリーヌさんの方を向いてるのが一体だけだから、改めて言う必要も無いだろうけど。


「試しに、少し触れてみてもよろしいですか?」


「……良いけど、普通に肩とかによろしくね」


 一応言っておかないと、おかしなことを始める可能性があるからね。

 まぁ流石に連続ではやってこないと思うけど。



「では失礼して……」


「んゎっ」


「あら?」


 変な声が出てしまった。

 私は触られてないのに、肩と背中にむにゅって感触がしたぞ。


 っていうかカトリーヌさん、なんで分身の後ろから両肩に手を置いてぴったりくっついてんの。

 普通に触れば良いだけでしょ。



「これは……」


「ふぉっ」


「触覚は常に共有されているという事でしょうか」


「ちょ、脇腹を突っつかないで……」


「申し訳ありません。解りやすいかと思いまして」


「それは確かにそうだろうけどさ……」


 くすぐったいんだよ。

 もっと静かに確かめれば良いだろうに。



「おや?」


「ん?」


「ご自分の左肩を見ていただければ、お解りになるかと」


「肩? うわ、なにこれ」


 分身の肩をカトリーヌさんが指で押さえたら、私の肩も同じ形にへこんでる。

 こっちには何もないから、見た目が凄く変な感じがするな。



「……ちょっと試しに、軽くつねってみてくれる?」


「はい」


 分身の手の甲を差し出してキュッとやってもらったら、私の手の甲の皮膚もねじれて普通に痛い。


「どうでしょうか?」


「やっぱこれ、ダメージまで全員で共有するみたいだね……」


「なるほど。『馬鹿め! 全部本体だ!』という事ですわね」


「いや、それは確実に言ってる方がおばかさんだと思うよ」


 まぁ私の場合は言う前に死んでるか、言ってる余裕がないくらいのダメージを受けてると思うけど。



 結局これも、食らい判定が無駄に広がるっていうデメリット持ちかぁ……

 たまには素直に強化してくれても良いんじゃないの?


 そういう意味では、全く期待してないけどさ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。