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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1058/3916

1058:自分で斬ってみよう。

「とりあえず、ちょっと切っておいてみようかな」


「一本行っとくの?」


「いや行くわけないでしょ。あんまり痛くないって言っても限度が有るんだから」


 なんで気軽に指やら腕やら落とさないといけないんだ。

 傷が残ってるかどうか判れば良いだけだってば。



「と言うか、治らなかったらどうするんだって話だろ」


「あ」


「考えてなかったんですね」


 お姉ちゃん……


 いやうん、さっきの返事だと私も気付いてないみたいに聞こえるけどさ。



 とりあえず、魔力で小さいナイフを作って、と。

 前腕に軽く線を引く感じでやってみよう。


「うぅ、鈍い痛みが……」


「サッとやらないと、余計に痛いぞ?」


「解ってるけどなんか怖いし……」


 うん、じわじわ斬っても痛いだけなのは解るけどさ。

 浅すぎても判りづらいけど、深くいくのは怖いし。



「私が習得していれば、喜んで試すのですが」


「いや、あんたがやったら普通に引く光景になりそうだから」


 ……うん、たぶん実験ですからとか言って限界までやるよね。

 下手したら、解除する時には頭だけになったりしてそうだよ。




「ちょっと判りづらいけど、これ以上深くやるのは怖いしこれで良いか」


「鋭すぎてぴったり閉じてるしな。まぁ治ってなけりゃ痛いから判るだろ」


 うん、ちょっと切れ味が良すぎたかもしれない。

 逆に鈍くてゴリゴリやらないといけなかったら、ちょっと怖くてやれそうにないけど。


 いくら痛くないって言っても、やっぱ抵抗が有るよね。



「んじゃ、戻る…… 前に、カトリーヌさんは離れた方が良いんじゃないかな」


「接触していたらどうなるのかも、せっかくですので試してみましょう」


「離れたくないだけじゃないかな…… まぁ良いけどさ」


 多分、普通にすり抜けるだけだろうしね。

 まぁ何か有ったとしても、カトリーヌさんならなんとかするだろう。



 ……私の方に被害が発生したらどうしよう。

 まぁうん、なんとかなるでしょ。


 死んだら死んだで戻ってくるだけだし、怪我したとしても治せる人が近くに居るしね。




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