1052:小さい相手に揉まれよう。
「……まぁ良いけどさ」
「ありがとうございます」
こっそりやられるのを警戒し続けるくらいなら、大人しくやらせておいた方が楽そうだし。
「とりあえず、慎重に頼むよ?」
「ええ、心得ておりますわ」
一応言いはするけど、その辺はあんまり心配してないんだけどね。
カトリーヌさんはいろいろアレなだけで、無駄に優秀な人だし。
アレ過ぎて全部台無しにしてるけど。
「おお……」
「ん? あ、もう触ってるのか」
痛みもだけど、細かい感覚も鈍めみたいだな。
意識すると判るって程度の感触しか無いや。
「これは……」
「どうだ?」
……アリア様、なんでそんな興味有りげなんだ。
アリア様が触ったら死ぬぞ。私が。
「なんと言いますか…… 『ヤバい』ですわ」
「ふむ。言葉では表現しがたい程という事か」
「ヤバいですわ」
何故二度言うのか。
その通りですわって事か。
「私の手がふんわりと沈むこむほどの柔らかさ…… 素晴らしいですわね」
「え? あ、本当だ……」
角度の関係で少し見づらいけど、カトリーヌさんの手が私の足に埋もれてるみたいになってる。
いや、あのサイズの指の隙間にまでフィットするって、どこまで柔らかいんだ。
「しっとりと吸い付く様でいながら、かといって湿っているという感じもしない…… こうして触れているだけで、恍惚としてしまいますわ」
「逃げたい」
「あんたが許したんだから我慢しろ」
「むぅ……」
しかしあれ、本当にどんな感触なんだ。
手の形にへこんでぴったりと包まれてるのに、なんの抵抗もなくスッと手を動かせてるし。
というか、どこまで沈むんだ。
にゃんこみたいにもにもに揉んでるけど、そのまま刺さったりしないだろうな。
……っていうか結局口でも言うのか。
あ、ぐっと押されてる感触が。
あの辺りで限界なのか。
……いや、っていうか抵抗できないんだけど。
カトリーヌさんの力が強すぎるってわけじゃないんだから、私の側が弱いって事だよね。
これ、元のサイズくらいの力しか無さそうだな。
両手で押されると片脚じゃ押し負けるみたいだし。
……っていうか、今の状況で私が押し返したら、カトリーヌさんが喜ぶだけだな。
まぁ力が無い事が解ったから今のも無意味では無かったんだし、そのくらいは良いけどさ。
どうしても物理的にまともになる事は許されないんだな、【妖精】は。
いや、なったら強すぎるだろうけどさ。




