1045:並んで一緒に確認しよう。
「では白雪、確認してみようではないか」
「あ、はい」
指先で軽くシルクの頭を撫でながら、アリア様が話を先へと進める。
シルクが目を細めてリラックスしてるし、結構撫でるの上手なのかな?
いや、そこはどうでも良いな。
置いといてさっさとメニューを開こう。
「こら、離せよ」
「どうせ後ほどご覧になるのですし」
ん?
あ、アヤメさんがカトリーヌさんに後ろから抱えられて、こっちに連れてこられた。
「一緒に見た方が、話が早いですわ」
「そりゃそうだけどさ。このくらい自分で歩くって」
ボヤいてはいるものの、別に大して気にはしてないっぽい。
まぁあの程度で怒る様な人なら、私なんてとっくに放っておかれてるよね。
……っていうかカトリーヌさん、私と違って前側が極端な出っ張り方してるから、後ろから抱き着かれたアヤメさんが背中を押されて前のめりになってるんだけど。
ちょっと重心が前寄り過ぎる様に見えて危なっかしいな。
「まぁ連れてこられたもんは仕方ないな」
「言ってる事も間違いではないしねぇ」
一瞬、間違ってないし悪意も無いから逆に厄介なんだって顔したな。
まぁうん、否定はしない。
「んじゃ、後ろで大人しくしてるから進めてくれ」
「大人しくツッコむんだよね」
「ツッコまざるを得ない様な仕様の奴が悪い」
「はい」
事実だから何も言えないじゃないか。
別に反論の必要もないけどさ。
それじゃ改めて、手に持ってたメニューパネルをポチっとな。
スキル画面を開いて、スキル一覧をチェックだ。
「えーと…… スキル自体は増えてない、かな」
「まぁ、増えてるとしたら【妖精魔法】だろ」
「だよね。……んん?」
「見慣れない物が有りますわねぇ」
うん、正直毎日増えられるとどれも見慣れてはいないけど、そこはどうでも良い。
なんで二個も増えてんの。
「【蜃気楼】と…… 【妖精山脈】……? んんん?」
「前者はともかく、後者はどこからツッコんだら良いんだ」
「私も聞きたい」
なにその読み方。
これ発音、どこにアクセント置くのが正解なんだろうか。
いや、どうであろうと問題無く発動するだろうから、本当にどうでも良いポイントだけどさ。
あと多分、前者もツッコミ所は満載なんだろうな。
多分って言うか、ほぼ確実に。




