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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1044/3921

1044:とりあえず席に着こう。

 ふよふよ飛んで家の庭へ戻り、テーブルの真ん中に着地する。

 アヤメさんもテーブルに降ろされ、頭に乗っていたラキが元気にこっちに走ってきた。


「はいはい、おいでー」


 上りやすい様に屈んで手を差し出したら、勢いそのままに肩まで駆け上がってきた。


 何やら両手を広げてきたので顔をそっちに傾けると、ぺとーっとくっついてきたな。

 うん、まぁ良く解らないけど好かれてるんだろう。

 よしよし。



「ぴゃっ」


「はいはい」


 私も構ってとばかりにぴーちゃんが隣に来たので、背中をぽふぽふしておいた。

 満足げだけど、この辺も撫でられると気持ち良いんだろうか。


 シルクは大人しく待機してるしポチは机の下でお座りしてるみたいだから、そっちは後で構うとしよう。

 今このタイミングで改めてモフってる意味も良く解らないけど。




「さて」


 後ろから来てた皆が椅子に座って、囲まれて見降ろされてる状況になった。

 いい加減慣れたけど、相変わらず圧迫感が有るのは仕方ないな。


 ……アリア様、なにシルクを見ながらおひざをポンポンしてるんだ。


「あー、うん、行っておいで」


 どうしようって顔で見られたので従っておけと指示を出しておく。

 まぁ悪い様にはされないんだし、素直に言う事は聞いておこう。



 脚の上にちょこんと座らされると、体が小さいせいで机の陰に隠れてしまった。

 一応ギリギリ目は見えてるから、こっちの姿も確認できてはいるんだろうけど。


「ふむ、少し低いか」


 アリア様が呟くとほぼ同時に、コレットさんがアリア様の背後に現れた。

 少し腰を上げたと思ったらさっきより高くなってるし、クッションを挿し込んで戻って行ったんだろうな。



 高くなったおかげで顔くらいは見える様になったシルクが、机の端に両手を乗せてこっちを見ている。


 なんていうか、そうしてるとただの子供にしか見えないな。

 いや、見た目はもともとちょっと縮尺が小さめなただの子供だけど。



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