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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1043/3916

1043:皆を帰らせよう。

「お待たせしました」


「うむ、ご苦労」


 モニカさんが立ち上がって砂を払いつつ戻ってきて、アリア様がモフっと頭に手を置いて労う。


 なんでこの人、あれだけやっておいて返り血はほぼ浴びてないんだろうな。

 慣れとかなんだろうか。



「無駄に張り切ってねぇで、さっさと決めてやれよ」


「……いいじゃないですか」


 あー、なんかいつもより手間をかけてると思ったら、アリア様に良い(とこ)見せたかったのか?

 声のトーンは変わらないけど、ちょっと顔がむすっとしてるな。


 いや、まぁアレを良い所って言うのはどうなのかとは思うけど。

 いつものギャラリーの皆さんも、流石にちょっと引いてるぞ。



 あ、ササキさんがぺこりとお辞儀して小走りで出て行った。

 復活するお兄さんを迎えに行ったんだろうな。


 説教しに行ったのかもしれないけど。




「よーし。では皆の者、解散!」


 パンッと手を叩いて散会の宣言をするアリア様に、ギャラリーの皆さんが口々に挨拶を返して撤収していく。

 うん、やる事やったらさっさと休んで、明日に備えようね。

 むしろこんな事やってないで休もうね。


「では行くとしよう」


「あ、はい」


 道が見える程度の明かりは有るけど、流石に暗いからここでも先頭で照らした方が良いよね。

 いや、モニカさんがランタンみたいなの持ってるから、そっちに任せて良い気もするけど。



 むしろ任されるために持ってるんだろうし、お願いした方が良かったんだろうか。

 用件がなんであれ、あの人は【妖精】に頼ってもらえれば喜ぶだろうしなぁ。


 でももう前に出ちゃったし、気にせず照らしていくとしよう。


 ……あの人のテンションを高めすぎると、なんかちょっと怖いし。

 というかある程度落ち着いてないと、また縛り転がされるだろうし。



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