1037:一緒に帰ろう。
まぁよく解らないけど、くっつく技術が有るなら有るって事で良いか。
ちゃんと落ちずに仕事出来るんだろうって事だし。
さて、照らすために先頭に行くか。
「えーと、とりあえず役場に行けば良いですか?」
「む? いや、まっすぐ帰って構わないぞ」
「はーい」
送るべきかと思ったけど、別に必要無いらしい。
「除け者にされたくは無いからな」
「はい?」
何の事だろうか。
もう帰ってお疲れーって解散の流れのはずだけど。
「今日も白雪の成長の確認はするのだろう?」
「あ、そうですね。雪ちゃん、油断するとすぐ変な魔法覚えますもんねぇ」
「やかましいやい」
こっちだって好きでやってるんじゃないよ。
【妖精】っていうか、開発が悪いんだ。開発が。
いや、まぁ、それを律儀に使おうとせずに、目を逸らしてれば良いんだろうけどさ。
流石に気になるし、確認はしたくなるもんだと思うんだ。
「ならばそれをこの目で見ないとな」
「どうせ明日になれば役場で報告しますけどね」
「いやいや。やはり生で見た方が、理解がより深まるというものだろう」
「……アリア様、一番にっていうか、ライサさん達より先に見たいだけじゃないですか?」
「当然だろう」
いや、胸を張って言われても困る。
そりゃまぁ別に見たいなら居てくれて構わないけど、新しい魔法を覚えてるとは限らないよ?
やたらハイペースで覚えていってるから、いい加減打ち止めになっても良いと思うし。
「何よりも、初見の魔法にうろたえる白雪が可愛らしいからな」
「あー、ですよねぇ。解ります解ります」
「そればかりは一度きりの機会だからな。見逃したくない」
……見せたくなくなる様な事を言わないでもらいたい。
あとお姉ちゃんはなんでそんな嬉しそうなんだ。




