1038:追加のお願いをされよう。
……まぁどうかとは思うけど実害は無いんだし、断れるほどの理由じゃないから仕方ないな。
別に馬鹿にしようって訳でもないんだし。
うん、諦めよう。
「まぁ良いですけど…… それじゃ、まっすぐ帰れば良いんですね?」
「うむ」
一応再確認しておいて、同意を得てから前へ進む。
今の流れでダメって言われたら驚くけど。
おや、カトリーヌさんが横に来た。
あ、もう足下を照らす必要が無いから、下を飛んでると危ないだけなのか。
危険自体は望むところだろうけど、蹴った側が困る事は望んでないもんね。
ぴーちゃんやシルク達もすぐ後ろに来てるっぽい。
……なんか微妙に高度が低いのは、アリア様と私の間に居るのを避けたんだろうか。
カトリーヌさんじゃないんだから、ローアングルとか足の裏が見たいって事ではないだろうし。
「ところで、同行する理由はもう一つ有ってな」
「はい?」
唐突に何だろうか。
「せっかくだから、今日も風呂を貸してもらおうと思ってな」
「……あー、まぁそれは構いませんけど」
アリア様に貰った物だし、減るもんでもないし。
っていうか自分が入る容器は自分で用意してくれるし。
「言ってから確認するのはどうかと思うが、魔力の残量は問題無いか?」
「まぁ大丈夫です。というか、まだまだストックは沢山有りますしね」
ジョージさんに叱られたりしながら作ったやつがね。
「ふむ、それは良かった」
私が取り出した結晶を見て、笑顔で頷くアリア様。
しかし、あれだな。
アリア様が来るって事は、今日もモニカさんは縛って転がされるんだろうな……
うん、まぁ仕方ないな。
あの人だし。




