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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1036:気にしないでもらおう。

「では行くとしよう」


「あ、はーい。それじゃ、失礼しまーす」


 今日はおまけとはいえ、一応離れる時くらいは挨拶しておかないと。

 見える位置に行ってから、聞こえてない挨拶をしつつぺこりとお辞儀して手を振っておく。


「おう、またな」


 用件は通じたらしく、手を振り返してくれた。

 まぁ今の流れで「ばいばーい」って以外に認識しようが無いか。



 む、シャルロットさんが動き出した。

 またしゃがむのかな?


「今日はありがとうございました」


 あ、私に声をかけるためか。

 さっき【聴覚強化】は取得してたし、普通に返事しても大丈夫だよね。


「気にしないでー。それじゃ、またね」


「はい。お疲れ様でした」


「お疲れー」


 うん、あんな事になってるの、大体こっちのせいだし。

 多少はお手伝いくらいしないと、いろいろと申し訳ないよ。




 みんなもシャルロットさん達に挨拶して、さて行こうって動き出してから気付いたけど、何気にシャルロットさんの背中にユティさんがくっついて降りて来てた。

 なんか今更戻っても悪いと思われそうだし、手を振っておくだけにしておくか。


 また機会が有れば、改めてユティさんにも挨拶しに来るとしよう。

 私も一応、完全に無関係って訳じゃないしね。


 ……っていうか背中の上でめっちゃべたーってヘタってるけど、よくあれで落ちないな。

 皮を掴んだりしてる訳でもないみたいだし、あの人、どうやって体を固定してるんだろう。




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