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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1031/3916

1031:乗せたまま立ち上がろう。

「では行きます」


「うむ」


 一言断ってから畳んでいた前脚をもぞもぞ動かしていく。


 立とうとしてるだけなのに、結構上は揺れるんだなぁ。

 まぁ右足を立てれば左に傾くし、逆を立てれば揺り戻しで反対に振られるんだから当たり前か。



「おぉ、確かにこれは中々……」


「慣れるまでは辛いですね」


 アリア様が揺れに対応するために、ちょっと強めにしがみついた。


 多分だけど、NPCの中では比較的まともな性能の人だからなぁ。

 ……いや、さっきのコレットさんのジャンプに平気で耐えてる時点で十分に凄いのか?


「少しくすぐったいですし、そこは伸びるので掴まるのには適していないかと……」


「うむ、すまん」


 ……ここからじゃ見えないけど、多分口の中に手を突っ込んだんだろうな。

 伸びるしぬるぬるで滑るしで、確かに掴まっても無駄だろうな……



「しかしぴーちゃんさんを乗せている時には意識しませんでしたが、意外とこちらにも力が必要な様ですね……」


「ふむ。それはまぁ、そうだろうな」


 あー、そうか。

 上半身に掴まられてるんだから、腹筋とかで支えないと自分もぐにゃーって持って行かれるのか。


 そこは鞍とかが有れば良いんだろうけど、今はどうしようもないな。

 乗る機会とか必要な材料の量とかを考えると、作る必要が有るかはちょっと疑問だけど。


 どうせ鞍が有ったって、走ったりすると普通じゃ耐えられそうにないしね。



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