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1026:適している理由を聞こう。
「えーと…… アリア様?」
「む?」
アヤメさんがアリア様に声をかけながら、話しやすい位置に浮上していく。
いや浮いてるのはシルクだけど。
「あの人、高所恐怖症じゃないんですか?」
「うむ。あのくらいの高さになると、足に力が入らなくなるそうだ」
やっぱりか。
「それ、どう考えても『適任』ではないですよね」
……そういえばさっき、「ユティなら適任だろう」って言ってたな。
確かに高所作業に高所恐怖症の人は、普通に考えたら適してないよね。
「いや、問題無い」
「え?」
「怖いには怖いが、むしろそれが気持ち良いと言っているからな。足に力が入らなくなるのも、恐れと半々だそうな」
「えぇ……」
……だから、なんでそんなどこか変な人ばかりを連れてくるんだ。
いや、仕事が出来るんだったら問題無いかもしれないけどさ。
「なにやら親近感を覚えますわ」
「……まぁうん、仲良くしたら良いんじゃない?」
「はい」
多分カトリーヌさんのとは結構違うんだろうし、別にそういうの無くてもカトリーヌさんは普通に友好的だろうけど。
……いや、カトリーヌさんの事だし、そういう精神的な分野も好きなんだろうな。
なんでもオッケーどんとこいって感じの人だし。




