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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1022/3916

1022:迂闊過ぎる質問をしよう。

「ふむ…… 道はどこも同じ様に敷いた筈だがな」


 アリア様が足下を見ながら呟いてる。

 あの感じだと、大して違いは判らなかったっぽいな。


 同じ様にって言うけどむき出しの所と石畳が…… 完全にただの揚げ足取りだな。

 どう考えても「土の所は」って話だし。


「僅かにですが、確かに違いが有る様です」


 コレットさんも確認したらしい。

 ちゃんと判別出来るあたり、流石はコレットさんってとこだな。



「ふむ。人通りが少ない分、踏み固められておらんからかな?」


「可能性としては、その辺りかと思われます」


 あぁ、なるほど。

 確かにこっちに用が有る人は、他に比べると少ないだろうな。


「色々乗せた荷車とかは、結構通るんじゃないですか?」


「お前な…… 車輪は両端にしかねぇだろうが」


「あ」


 お姉ちゃん……

 普通に轍が左右に有るんだから、もうちょっと考えて発言しようよ。


 っていうか轍が見えなくても、一般的な車の形状を思い出してよ。

 そんなロードローラーみたいな荷車、どう考えても常用しないでしょ。


 常用っていうか、存在するかすら怪しいけど。



「やっぱあいつアホだろ」


「それもミヤコさんの良い所ですから」


「むぅ……」


 アヤメさんの辛辣なコメントと、フォローする気のないレティさんの言葉に唸るお姉ちゃん。

 でも流石に今のは自分でも、反論出来ないレベルだと思ったらしい。


 うん、まぁ仕方ない。

 シャルロットさんですら、「コメントは差し控えさせていただきます」って感じの顔してるし。



「うぅ、ぴーちゃーん」


「ぴゃっ!?」


「……お姉ちゃん悲しい」


「今のは仕方ないでしょ」


 慰めてよーとばかりにぴーちゃんに声をかけるも、ぴーちゃんはシャルロットさんの後頭部にもふっと顔を埋めてしまった。

 まぁ埋めなくても目隠ししてるから目が合う事は無いんだけど、その辺は気分の問題だろう。




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