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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1019/3916

1019:わんこさんの性格を知ろう。

「姫様に褒められさえすりゃ満足らしいから、安上がりでは有るんだけどな。どこぞのアホ猫と違って」


「あの人と比べたら大体の人は扱いやすいんじゃないですかね……」


「まぁそうなんだが」


 うん、サフィさんと比べるのはあんまり意味がないと思う。

 言っちゃなんだけど、あの人と比べたら普通に仕事するってだけで優秀でしょ。



「アレとは真逆だな。褒めてやりゃ何でもやるし、褒められる為に進んで働く」


「部下としてはある意味理想的なんじゃ?」


「問題はな」


「はい?」


 やたら出てくる以外にも何か有るんだろうか。

 いや、そこも場所を弁えないと大問題だろうけど。



「俺が褒めてもダメだって事だ。お前に褒められてもって顔しやがる」


「……ジョージさん、上司ですよね?」


「なんつーか、俺の事は舐めくさってやがるからな。指示を聞くのは、姫様が俺の下で働けって言ったからつーだけでな」


「苦労してるんですね……」


「だから仕事を増やすなっつってんだ」


「言葉も無いです」


 ほんと申し訳ない。



「アレが素直に従うのは、姫様とコレット位なもんだ」


「コレットさんもなんですね」


「そりゃそうだろ。逆らったらどうなるかなんぞ、最初の数日で良く理解させられてる」


 ……何やったんだ、コレットさん。

 お姉さんも遠くで聞いてて思い出したのか、ちょっとぷるぷるしてる気がする。



 ……しかしお姉さんが犬の人なのも合わさって、わんこの家庭内ヒエラルキー的なものを連想してしまうな。

 お母さん(コレットさん)お姉ちゃん(アリア様)は自分より偉くて、お父さん(ジョージさん)は最下位、みたいな。


 お姉ちゃんも多分似た様な想像してるな。

 なんとなく顔で解るぞ。




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