1009:違和感に言及しよう。
「しかしまー、けったいな比率だねぇ」
あ、言及した。
「色々と問題は有りますが、それを言うのも贅沢ですから」
「そっかー」
いやー、もっと言って良いと思うよ。
流石に。
「うん?」
おや、静かな方のお姉さんが疑問符を浮かべた。
静かなって言っても、頭に『比較的』って付くけど。
「おー? どしたー?」
「よく考えたら妖精さんサイズになっててこれって、馬の部分めっちゃでっかくない?」
「あ、ほんとだ」
……いや、遅くない?
「そうですね。ですので普通に出歩くのは拙いという事で、妖精さんに協力していただいているという訳です」
「なるほどー」
「ちょうど良い魔法が有ったもんだねぇ」
本当にね。
……まぁ本来の用途はね。置いておこうね。
「ちなみに人と並びますと、この様な感じになりますわ」
「はぇー、でっかい」
「踏まれたら痛そうだねー」
ん、カトリーヌさんがシャルロットさんの足下に行ってみたのかな?
比較対象が居た方が、確かに解りやすいだろうね。
ただ光源やってる人が下に行ったりしたら、シャルロットさんは変な照らされ方してるんじゃないかな。
……まぁうん、私からの光も有るし、そこまでおかしな感じにはなってないだろう。
「やー、痛いじゃ済まないけどねー。くまさんぱわーでも全然無理だったし」
「やってみたんだ」
「チャレンジャーだなぁ」
まぁうん、やらなくても察せるよね。
……いや、現実世界じゃないからそうでもないのか。
普通に考えて無理でしょって言いたくなる様な、無茶な見た目の武器や金属鎧を装備してる人も結構居るもんね。
「照れるねぃ」
いや、誰も褒めてないと思うよ。




