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【※特記事項】星図を焼き切る不死鳥の焔
『バカな……。
星の巡りに記述のない存在だと?』
『星読みの蒼穹竜』が、巨大な瞳を見開いた。
閃光の如く、黄金の焔を纏ったフェニックスが眼前に立ちはだかる。
『————輪廻の再編集』
メルヴィルが告げると、獣人鳥軍団の死骸が黄金の粉となって舞い上がり、瞬く間に肉体を再構築した。
鳥たちが次々と息を吹き返し、大空へと翼を広げる。
「行け! 見たこと、聞いたことを、エレオノーラ様に全て報告するんだ!」
蒼穹竜の監視網を無効化する『認識阻害』。
フェニックスが慈愛の霧を纏わせると、イプシロンを筆頭に、無数の鳥たちは光の残像となって各地の拠点へと飛び立った。
「……ミーニャ! 探したぞ」
「メルヴィル伯爵! ……泣き言も、お叱りも後で受けますわ!」
ミーニャが茂みから飛び出した。
「一瞬でいい。隙をつくってくれ」
刹那、ミーニャが、竜の視界を眩ませる閃光魔法を放つ。
主と使い魔。
二人の絆が、星の預言を書き換えるための完璧な「起点」を作る。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
古竜が絶対と信じていた「星図」に、初めてノイズが走りました。
メルヴィルとミーニャの絆が、運命の脚本を揺るがします。




