↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

191/232

【※注釈】最強騎士の初期設定が、「誤字」だらけの件について


 騎士団詰所。


 新生ステラリアの国防を担う、最強の矛と盾が集う場所――のはずだった。



 元ドラフティアのゴーレム使い、ダルタニアス。


「ああ……。

リリアーヌ様、もっと残酷な瞳で、俺という『記述』をののしってください……っ!」


 かつてドラフティアの防衛線を一人で守り抜いた英雄は、主任校閲官の放つ「ドS校閲」に魂を売ったらしい。



 一方、元ヴォルガ・イグナシオ連合帝国の聖騎士、テクニシアン。


「カイル陛下、身も心も捧げる準備は整っております。

私にとっての神は、貴方以外におりませぬ」


 絶世の美男子だが、陛下を視界に捉えた瞬間から、怪しいよだれが止まらない。



 肩をすくめたのは、黒い仮面の男――アンノウン。


「やれやれ……。

お嬢さん、僕たち以外にまともな騎士はいないようだね」


 静かなたたずまいで、一人だけ常識的な発言をしているが――。



 朱マスクの女は、不敵な笑みを浮かべたまま、無視を決め込んでいる。



 リリアーヌは扇子で顔を隠し、深い溜息を吐き出した。


「……皆様。

私の周りに集まったのが、『厄介な誤字ノイズ』ばかりだなんて……。

何か罰ゲームでも受けているのかしら?」


 赤ペンを握る指先が、怒りでピクリと震える。


 その時だった。


「ウフフ。

私、ずっとここにいるのに、気付かないなんてww」


 誰もいないはずの空間が、陽炎のように揺らめいた。


「……ッ!? 姿が見えない……! 

いや、そこにいるのに、いないのか?」


 衛兵が息を呑み、即座に間合いを取る。


「さあ?

リリアーヌ様がカイル様と『余白』を埋め合った夜から、ずっといますよww」


「ナナシ!

無駄口を叩いたら……消去デリートしますわよ?」


 リリアーヌのほほが、一瞬にしてに染まる。

 


 最強の布陣は整った。


 戦う相手は、世界に現れた「物語」と「執筆者」。


 だが、それ以上の爪痕つめあとを残した五人だった。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます!


 ついに新生ステラリア騎士団の「五柱」が揃いました!


 ……まともな人間が一人もいない気がするのは、気のせいでしょうか?(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
個性的♪ 普通の人なら「裸足で逃げ出す」のは当たり前の状況。この場所に居るだけでも(特に主人公が居るのに♪)衛兵の方はスゴイですね。新生騎士団の最初の活動は何をするのですか?と云いますか、国民にお披…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。