表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神の願い  作者: 須景夜々


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/15

品と話し方

朝、学校の準備をしている時、私は重大な問題に気づいた。学校ではシガミと話せない。シガミは他の人には見えないのでただ一人で喋っているやつになってしまう。

「シガミってテレパシー使える?」

「死神はエスパーじゃないんだよ」

「どうしよう、学校じゃシガミと喋れないのに、」

「ああ、それなら問題ないよ」

そう言うとシガミは目を瞑った。するとシガミの体が物質化したのか床に着地した。足が見えるようになってペタペタと地面を歩き始めた。身長は私と同じぐらいになり顔もなんだか私に似ている気がする。

「これでどうだい?昨日練習したんだ」

なるほど。これなら、まあ大丈夫だろう。学校で常にシガミと話すわけじゃないし、緊急時だけこの姿で出てきてもらう予定だから。でも、

「服を変えれないの?その姿はちょっと、どうにかならない?」

シガミはスーツを着ていて、流石に学校でその格好はおかしい。

「じゃあこれでいい?」

一瞬でシガミのスーツが私と同じ制服に変わった。こんなメチャクチャな事してても驚かなくなった自分が少し怖くなった。

「いいよ。ていうかシガミって女性だったんだ」

見た目が中性的で服がスーツのせいで性別がよくわからなかった。死神に性別という概念があるのか怪しかったし。ただ、本を読む姿や喋り方にどこか上品さが合ったのでどちらかと言えば女性のイメージだった。

「うーん、死神には性別はないから厳密には女性じゃないんだよね」

「そうなんだ、その話し方って自分の話し方?」

少し踏み込んだこの質問にシガミは答えなかった。ただ一言

「さあ?」

と呟いた。その時の顔を私は見ていない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ