B 成功体験
ジョジョでストーリーが一番好きなのは5部。ただキャラが一番好きなのは4部。
「さて、能力を極めるとか言ったけど、まず使えるようになるところからだったな」
前回、紅牙の能力と、その実力を目の当たりにした照屋。目指すところははっきりした。が、まだ能力を使ったことはない。0のままである。
「まず能力を使う時のイメージを作ろう。俺が使う時の手の形みたいなの」
「どんなのがいいと思います?」
紅牙は腕を組んで悩む。
「そうだなー。照屋は俺みたいに厨二病適正が無いからな、どうしたもんか」
「厨二病の自覚あるなら治しましょうよ」
「治した方がいいか?そうか、そうだよな。だが断る!」
「それ言いたいだけでしょ」
「そんなことよりだ、例えば輪ゴムを手で飛ばす時の形とかどうだ?」
「これですか?」
照屋は片手で銃の形を作る。
「そう、それで一回試してみてよ」
ふんっ!と照屋が力を入れる。いつもよりも、指先から元素を出すイメージを鮮明にする。
「どうだ?いつもと違う感じあるか?」
「なんか..かゆいです。指先が」
「まじで!ちょっと待ってな」
紅牙が距離をとってからライターを取り出して、照屋にパスした。
「一回火つけてみて」
紅牙からライターのパスをキャッチした照屋は、言われた通りに火をつけた。
シュボッ ポンッ!
照屋の目の前が一瞬だけ爆発した。
「うぉーー出たじゃん!」
「今のですか!?今の!できた!」
2人のテンションは、互いに最高潮である。
「よし、今のを忘れないうちにもう一回やってみよ!」
「はい!」
その後、特訓を続けていた2人だが、5分ほど経ってから照屋に異変が起こる。
「うおぉ.ぉ..ぉ〜」
突然、照屋の体から力が抜けた。そしてそのまま、床にへしゃっと倒れ込んでしまった。
「あのー、これは、いったい何が?」
照屋自身、何が起こったか分からず、紅牙に何が起きているのか尋ねる。
「たぶん能力の使いすぎだね。まあ冷静に考えたら、初めてでこれだけ使ったらガス欠になるよねって。特に異常とかでは無いから。生理現象だから安心して」
「それってもう少し早めに言うべきでは?」
「ごめん、忘れてた」
その声に反省している様子はない。本当にこの人は、と思う照屋だが、声に出す元気も消えそうである。
「じゃあ今日はここまでにして、上にあがろっか」
そう言って歩き始めた紅牙の背に、ほぼ最後の力を振り絞って声をかける。
「あ、あの〜、歩けない」
「っす〜。まじか」
結局、紅牙は照屋を背負って階段を登る羽目になった。
続く
階段を登り切って
紅牙「キッツ!」
照屋「お疲れ..さまです」
紅牙「本当に、調子に乗りやすいとこは治そう」
照屋「それがいいと思います」
紅牙「そうだよな。だが、ことわr」
照屋「もういいっすよ」
割と特訓回が少なくなりそう。




