Naリベリオン(2)
1週間ぶり
真夜「まず、僕の元素は酸素だ」
照屋「ほうほう」
真夜「ただし、かなり特殊だ」
照屋「どんなふうに?」
真夜「実は能力には、AB、A、B、Oの他にもう一種類ある」
照屋「そうなんですか?!」
驚きの事実に、思わず変な声が出る。
真夜「そうだ。そしてその能力の名前は“N型”と言う」
照屋「どんな能力なんでしょうか?」
真夜「N型は、元素を直接操ることはできない。ただし、元素の持つ特性を操れる」
照屋???
照屋の顔には、ハテナしか浮かんでいない。非常に分かりやすいやつである。
真夜「具体例をあげよう。僕の能力は、酸素のN型。扱える特性は、酸化作用だ」
照屋「...つまりどうゆうことでしょうか?」
真夜「じゃあ照屋君。何かプラ素材のものとか持ってないか?」
照屋「ああ、それならこれが」
そう言って、ポッケからボトルキャップを取り出した。
真夜「おっけーありがとう」(なんでこれがポッケに?)
照屋からキャップを受け取り、真夜が握る。
握った拳を、真夜が開くとそこには、赤黒く変色し、元の形もわからないほどボロボロになったキャップがあった。
照屋「えっ!?...」
そう、キャップは完全に錆びていた。
プラスチックが錆びるわけがない。そのくらいの常識は照屋にだってある。だが、目の前のキャップは錆びた。そうとしか言えなかった。
真夜「これが僕の能力、リベリオンだ。N型は、自身の元素の持つ特性を、どんな物にでも適応させる能力がある」
照屋「僕、N型については完全に初耳なんですけど」
真夜「もちろん。なぜならN型は30年前に、初めて現れたんだから」
照屋「そうなんですか?」
真夜「ああそうだ。ついでに、その世界で一番最初のN型は僕だ」
思わぬ事実に、照屋はただ黙って理解するのに、必死だった。
真夜「能力については、理解できた?あとN型についても」
照屋「一回飲み込んでもう一回噛みなおしてます」
真夜「君は牛か?」
しばらくの間、照屋が考えた。その結果
照屋「つまり真夜さんの能力って何ができるんですか?」
真夜(あーもうこいつまじか。さっき言ったはずだけどな)
照屋の理解力の無さも大概だが、それ以上に真夜は説明が下手だった。しかも、本人はその事実を理解していない。
真夜「僕の能力は酸素で、酸素の酸化作用をどんな物にでも適応させる能力。オーケー?」
照屋「えーっと?つまり、だから...え?」
もうおしまいである。
真夜「だから、僕は能力でどんな物でも錆びさせることが出来るの」
照屋がもう一度、言われたことを反芻した。
照屋「あーはい、大丈夫です。理解しました。じゃあN型は、最近できた物なんですね」
真夜「...そう!」(あきらめよ)
照屋「6課のN型は、真夜さんだけなんですか?」
真夜「いや、僕以外にもう1人だけ。乙犬君だ」
照屋「その人はどんな能力なんですか?」
真夜「元素はリチウムだけど、...僕も能力の詳細がいまいちわかんないんだよね。とりあえず、なんかビリビリするよ」
大分ざっくりした説明であった。
照屋「なるほどですね」
真夜「いやこれは納得するのかよ」
そのとき、訓練終了の合図がなった。
真夜「おっと今日はこれで終わりか。じゃあ解散。明日の会議、遅刻しないように」
その日はそこで解散して、そのまま休んだ。
続く
翌日の定例会議にて
白輝「今日の集合は何時だった?」
紅牙「10時です」
白輝「だよな。いつも通りだよな」
照屋「えーっと、急用とかでしょうか?」
白輝「いや、たぶん寝てる。すまん、起こしてきてくれ」
真夜はガッツリ寝坊していた。
9月がつらい




