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人生ってこんなもん?他人事な百年終えたら、最強神だったと判明しました〜お疲れ元人間はかつて愛したもふもふと怠惰を謳歌したい〜  作者: 瑠璃玉ねむ
【第5章】領地運営始めました

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第81話:進捗と休息

 芸術の神は仕事が早い。どこまで行ったか様子を見に行くと、例のアトリエに大きな机を囲んで、大勢が言い合っていた。何事かと思い、後ろからのぞき込むと、拡大された地図が作られている。


 あぁ!それ!ちょうど住民向けに貼り出す用にほしかったんだよねー!


 なんて考えながら聞き耳を立てると、ムーンの石像をどこに置くかで揉めている。好きにしてくれ。


「あのー、居住人数と建物の計画はどうでしょう?」


 私がひょっこり芸術の神の隣に割り込んだので、驚かれてしまった。


「あぁ!ちょうどよかった!今ムーン様の石像をどこに置くかを考えて決めているのですが、怠惰様もこの人が集まるギルド前がいいと思いますよね!?」


「人が集まるんだからそんなとこにあったら邪魔でしょ。公園でも作ってそこに置いたら?それより住民の住むとこは?」


 双子の神の温泉づくりのときに言っていた機能美はどうした!?自分の好きなものにはとことん周りが見えなくなる典型である。


「たしかに!公園を作りましょう!憩いの場は必要です!そこにムーン様がおわせば完ぺきです!

 居住スペースなら、もうある程度は計画しています。この周囲は怠惰様の作った雰囲気に合わせたテイストが得意なものに、こちらはギルド周辺のため、ギルドの建物のテイストに合わせたものが得意なものに…といったように、区画を分けてテイストを変えようと思っています!」


 なるほど、そのテイスト名を住所の一部にしてしまおう。

 地図を複製して住所と収容人数を書き込んでもらうことにした。建築は私がやれば早いので、細かい指示書も作ってもらおう。

 これなら住民登録と、住むところの抽選会をするための第3希望くらいまで聞くのは同時にできそうだな。


 指示だけ出して次は好奇心の神のところに転移する。窓からのぞき込むと部屋には誰もいない…ドアをノックしたり、外から声をかけたが、反応がない。


 あいつら!どこ行った!

 確かにもうお金の換算は終わったけどね?反省というものがあるだろう?


 そう思いながら、今日はハクちゃんが担当の炊き出しに向かった。ハクちゃんとロウくんをリーダーとして、白狼キッズも交代でついて、毎日炊き出しをしてくれている。うちはきちんと週休3~4日くらいは確保しているホワイトな神様の家なのだ。


 転移すると、まず好奇心の神と目が合った。よく見ると眷属たちもいる。「なんで炊き出しの列に並んでるんだお前ら…」というジト目で見つめる。


「あ…いや…その…おいしいのかなって思って…みんな帳簿つけるのも徹夜で頑張ったし…その…」


「今後、同じことを繰り返さないようにする計画はできたのかね?」


「いやー…それはまだ…」


「よほど居住エリアが気に入ったようだね!今日から3日間トイレ掃除!あと今後の居住エリアの管理の計画書も3日以内に提出すること!拒否権はない!」


 ギルマスたちに困ったことはないかを確認すると、約束した日に居住・商業エリアの人々を集めるのは大丈夫とのことだった。昼過ぎにギルド前に集まるようにしてくれたらしい。

 最後にトイレ掃除の見張りを頼んだ。

 

 よし、ここまでで指示できていれば後は私は待つしかない。あ、マイヤー家の美人な長女をリーさんと同じ受付嬢にしようと思ってたんだ。頼みにいかないと…


 まっ!今日、明日じゃなくていいっしょ!だらだらするぞー!


 家に帰った私は、まず最初におかきを捕獲して、甲羅を全身で撫でまわした。ごつごつするぅ。手も思う存分にぷにぷにした。

「おつかれだねぇ」とおかきもねぎらってくれる。


 たぬきがそろり…と近くから去ろうとしたので、背後から飛びついて捕獲した。もふもふのさらさらである。水神様かスイがブラッシングしてくれたのだろう。吸えるだけ吸っておこう…


 きなこが縁側を通ったのが視界の端で見えたので、追いかけて肉球のにおいをかぐ。あぁ香ばしい…


 ドンさん…はお散歩中か。屋根の上にムーン発見!屋根の上のムーンもひたすら吸っていると、フク君が音もなく目の前に飛んできた。

「人間界のもろもろの手続き、終わりましたよ。ネットの回線も、水神様が人間界に行って工事に立ち会ってくれましたので、強化完了しています」


 え!あの美形が!?工事の人間たち耐えられたんか!?逆に水神様も人前に出るのは神力食うのに、それも大丈夫なんか!?


 水神様とスイには特別にお礼をせねば…でもまずは漫画の続きから読もーっと。


 タブレットを持ってこたつに入ると、大量の新しい動物漫画が全巻ずつ買いあさられて『既読』マークまでついていた。


 ぜ、全部でいくらになるのこれ…

 この出費は私のお小遣いからじゃないよね!?家全体の財布から謝礼費扱いにできるよね!?


 今度は私がハクちゃんの帰りをタブレットを握りしめてハラハラしながら玄関先で待つことになった。動物漫画は最高だった。


読んでいただきありがとうございます!

なんだかんだ漫画を読む手は止められない凪さんです。

もし『このキャラ好き』『この場面笑った』みたいなものがあればぜひ教えてください。

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