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離人症かと思ってたら神でした【もふもふ達と天界で怠惰を謳歌したい元人間】  作者: 瑠璃玉ねむ
【第2章】拠点づくり

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第24話:武神の来訪


まだかなまだかなー。

私も温泉に入れるようになるほどお湯が溜まるのを、今か今かと待ち侘びていた。


すると、「たのもー!!」という野太い声が聞こえた。



なんだ…?



家を囲う塀の門までいくと、ヴァイキングの頭でもやっていましたか?みたい屈強そうなおっさんが立っていた。


「我は夏エリアの代表、武の神だ!

怠惰の神が顕現したと聞き、馳せ参じた。

ここは一つ、手合わせ願いたい!」




「え、なんで?」


こちとら引きこもりたくて頑張ってるのに何で余計な労力を使わねばならんのだ。



「強力な神力保持神同士、挨拶がわりだ!」



なに言ってんだ、このおっさん。




いや、待てよ…


「ドンー!アッシュー!!ちょっときてー!!」


私はこの子たちが、パワーを持て余していることに気づいていた。生前から、いつも私相手には手加減してくれている。


「私と戦いたくば、この子たちを倒してからにしたまえ。


ドンとアッシュ、あのおっさんが遊んでくれるって。手加減なしで遊んであげて」



「むむ!神獣か!」


「よーい!どん!」

私は武神が有無を言わぬ間にスタートを告げる。



アッシュの素早い身のこなしに翻弄されつつ、ドンの繰り出すヘビー級の飛びつきという連携プレイに、武神も応戦している。


おぉ…やりよる…



私は外に出てきたおかきと日向ぼっこをしながら観戦していた。


外の騒ぎに気づいた神々も出てきて、やんややんや言いながら観戦している。



何となく武神に余裕がありそうだったので、「ドンたちー!大きくなったらー?」と許可を出すと、ずずずずずっと大きくなった。


攻撃の幅がタックルと噛みつきだけでなく前足パンチや蹴りも加わって広がり、戦況は明らかだった。



「あ!そういえば!おかき!

何で神力水を新しく作ったの?ストックの使い道はみんなで考えないとでしょ?」



私は宴会を開く神たちを横目に、主らしくおかきにお説教を…


「あのねぇ、タダじゃ渡したくないなぁってしばらく言ってたら、あの4柱が、今後全面的に何でも協力するってぇ。いつでも眷属でも自分たちの能力でも貸してくれるってぇ」


なんと!


どかぁーん!!ぼこぉん!という戦闘音をバックに、私はおかきを撫で回した。


この交渉上手さんめ!!



ドンとアッシュも楽しそうで何よりだ。


「きなこも混ざ「絶対やだ」


食い気味。

まぁ、そうだよね。



きなこはカピバラたちが浸っている温泉の様子を見ていた。


ムーンとたぬきは、囲炉裏の周りでぬくぬくしているのだろう。




理想の生活が始まりつつある



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