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戦国野望  作者: 丸に九枚笹
第五章
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第五章 78話 越後の姫と六神隊の特色

1554年3月7日続き


大峰城に戻って来た俺たちは、本丸で解散し、それぞれの屋敷に二ヶ月ぶりに帰った。

俺は一度帰り、着替えてから源五郎だけを連れて父上の屋敷へ。

備後は先に行っている。

案内されて父上の部屋の隣の部屋へ。



信輝「父上、信輝です。」


信秀「入れ。」


父上と備後、大久保伊勢伯父、湯塚玄蕃伯父、戸田隼人、大岩又右衛門がいた。


信輝「失礼致します。遅くなってしまい申し訳ございませんでした。」


信秀「よい。近衛隊の選定は上手くいったようだな。」


信輝「はい。これから訓練は必要ですが、見込みのある者たちを選ぶことができました。ありがとうございました。」


信秀「よかったな。まあこれも元々はお主が集めた兵たちだ。好きにするがいい。本日もいい者が二人増えたそうだな。備後に聞いたぞ。農民の出だそうだな。よかったな。」


信輝「はい。二人ともとても期待できる者です。将来的には将になる可能性もあります。」


大久保伊勢「ほう。農民の出で将か。それは面白い。」


信秀「そうか。学校の件も聞いたぞ。とてもいい案だと思う。それもお主の考えるように進めてくれ。いちいち確認を取らなくていいぞ。報告してくれればな。」


信輝「はい。ありがとうございます。」


信秀「では、今日の話だ。まず、隼人から采女が調べて来た件は聞いた。どう思う?」


信輝「わかりません。月山富田城攻めに参加していたのが本当に明智なのか、どういう繋がりなのか、一体何が動いているのか。」


信秀「そうだな。わからん。そこで、隼人と隼人の直下の数人に公方様のもとに行ってもらおうと思う。公方様には恩義がある。そして公方様を助ける義務が我らにはある。黙って見過ごすことはできない。隼人、頼んだぞ。」


戸田隼人「ハッ。すぐに向かいます。」


そう言って隼人は出て行った。


信秀「次に、そろそろ長尾晴景殿の息女が大峰に来ることになっている。今、日程の最終調整をしている。姫が来るのと同時に晴景殿の家臣たちには大峰に来てもらうことにした。しかし、越後にはまだしばらく、安倍家は行けない。今行っている上州の農業工事が先だ。長尾家の家臣たちには大峰領から旧領と同じだけを与えよう。そのまま、越前に仕えてもらう。春日山城にはかねてから言っているように湯塚家の兵たちと玄蕃に入ってもらう。これも今調整中だが、玄蕃の家臣たちには先に春日山城に行ってもらい、玄蕃が春日山城に行くときには、晴景殿に挨拶するためにわしも行く。」


湯塚玄蕃「お任せください!」


信輝「はい、わかりました。」


信秀「隼人がいないので護衛の指揮は又右衛門に頼む。」


又右衛門「ハッ。」


信輝「私も行きます。又兵衛と采女を連れて。」


信秀「そうか。まあ、お主が行くのはいいだろう。でもあまり大勢で行くのは国人たちを刺激するだろうから憚られるので、お主の人数は最低限にしてくれ。」


信輝「わかりました。」


信秀「まずは晴景殿の姫がいつ来るかだな。それが決まったらまた連絡させよう。越前の屋敷にそのまま入ってもらって、その日に式も行う。準備しておくように。」


信輝「はい。畏まりました。」


信秀「では本日はもうよいぞ。」


信輝「はい、では失礼致します。」




1554年3月15日


予定通り長尾晴景殿の娘、恵殿と越前との挙式が行われ、越前は、改めて長尾越前守信景と名乗ることになった。このとき越前の家臣となったのは、長尾政景28歳、屋代政国29歳、甘粕長重19歳、樋口兼豊15歳、斉藤朝信27歳、河田長親14歳、水原弥七8歳といった、史実だと上杉謙信の下で腕を振るった者たちだ。かなりの戦力になった。


そして一か月後にいよいよ越後に行くことになった。



それまでは、六神隊の訓練を行うことにした。

ここで六神隊、中村式雑賀隊の選定した人数をあげておく。


青竜隊、五百五十人。これは俺がいいと思った者を選んでいった結果、この人数になった。与一と巳六は別だ。俺の思った通りに忠実に動いてくれそうな真面目な者たちばかりだ。

朱雀隊、四百人。武蔵が落とすのが申し訳ないと思う程、人材が揃っていたと言っていた。割と保守派な者たちが多いようだ。守りに強そう。

白虎隊、三百人。三百人と言っていたから三百人選んだそうだ。計画通りにことを運んだだけらしい。播磨の策を過不足なく計画通りに実行する部隊となった。策にはまると強そうだ。

玄武隊、二百五十人。走り切ったのがこれだけいたらしい。根性のある者が揃ってよかったと。長門も目付のつもりで入れておいたのだが、一緒になって楽しそうに走っていたらしい。ここは攻め。

鳳凰隊、三百二十。普通に選んでいって、これから育成できるのもを選んだ結果こうなったと。微調整の範囲ね。兵部が色々と教えてくれるらしい。ここは臨機応変に対応することに優れていそう。

麒麟隊、二百八十人。最終面接まではもっといたのだが、最終で伊豆に結構な人数が落とされ、厳選された人数となったらしい。かなりの腕利きがそろったと。ここも割と攻めが強いだろうが、守りもしっかりとこなす仕事人のような感じ。

雑賀隊、百人。思ったよりも少ないのは、応募してくれた者たちは射撃の腕がある者は多かったが、遠距離となるとまた違った才も必要なようだ。最初はこれで始めるらしい。ここは結果的に、手柄よりも、自分の腕を磨くことに喜びを求める者たちが集まったようだ。


以上となった。全て合わせて二千二百。予定より少し増えたが、いいだろう。

特色が出ていて面白い。


越後に行くまでの一ヵ月で鍛えよう。

彼らは越後には行かないが。何かあった時のために鍛えておいて損はない。戦が始まるかもしれないし。



隼人は義輝様のもとに着いたかな?



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