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戦国野望  作者: 丸に九枚笹
第四章
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第四章 69話 クリスマスとケーキ

1553年12月20日



ここ数日、雪が降った次の日はチームを変えて雪合戦をしてびしょびしょになり、皆でそのまま大浴場に行き、宴会して泊まり。

武道場で剣術の試合をして汗だくになり、皆でそのまま大浴場に行き、宴会して泊まり。


という日を繰り返している。中館の東側は、それぞれ決まった部屋ができ始めた。一人一部屋ではさすがに足りないので、仲の良い数人ずつ部屋を決めて泊まっている。

近臣衆、一族衆は、妻がいる者はちょくちょく帰りながら通ってきて遊んでいるが、まだ独り身の者は入り浸りになってきた。屋敷は広いので全く問題ないが。


一方で、兵部はやっと屋敷が出来たので、姉上とともに引っ越していった。

新次郎は師匠のところに改めて荷物を持って移って行った。

左近、孫一、源左衛門はこの屋敷に住むことになっている。


でもさすがに雪合戦と剣術の試合も飽きてきた。


毎日のように近臣衆、一族衆、小姓衆と遊んでいるため、最近妻たちとあまり会話をしていない。これはまずい。

父上からも実家とのつながりがあるため上手くやれと言われている。

特に、足利家、武田家、北条家と切れるのはまずい。


どうしようかと悩んだ結果、もうすぐクリスマスだ!クリスマス会をしよう!と思い付いた。クリパだ!


だが、クリスマスはキリスト教の祝いだ。大峰家は誰もクリスチャンはいない。

善光寺を信仰している。


まあいいや。年末この時期にはケーキを食べてチキンを食べて何だかわかんないがパーティーをするという文化を作ろう。忘年会でいいや忘年会で。


そのために、俺はあまり慣れないケーキ作りを始めた。


材料はある。


いちごがないので、みかん、りんご、もも、ぶどうを使った。スポンジを作り何段にもし、生クリームを作りスポンジを覆った。そして巨大なウエディングケーキみたいなものを作った。


そしてまた皆を呼ぶ。今日は皆の妻や子たちも呼んでもらい、大広間でパーティーをすることにした。前から言っていた家族会だ。

まあ、俺の姉や妹が多いのだが。

俺の妻を含め女性陣や子供たちは皆、大きなケーキを見て喜び、食べてもっと喜んでいた。

砂糖は高級品だ。砂糖を作っているうちだからこんなことができるのだ。


詩「信輝様、こんな甘くて美味しいものは食べたことがないです。詩は幸せです。」


見「私もです。こんなに甘いものを一度に食べていいのでしょうか?母上が京から取り寄せたという菓子よりずっと美味しいです。甲斐にも送ってあげたいです。」


春「小田原にもこんなものはありませんでした。信輝様と一緒になれただけでも幸せなのにこんな美味しいものまで頂けていいのでしょうか。」


佳「佳は信輝様と一緒になれてただただ幸せです。」


愛「私も憧れの信輝様と一緒になれて幸せです!美味しいです!」


直「このようなもの食べすぎてしまいそうで怖いです。」



妻たちに喜んでもらえてよかった。春、佳、愛、直は飲んでるのか?と思った。



クリスマスのつもりなので、七面鳥はいないが、チキンの丸焼きを作った。あとはいつもの料理を出した。

普段出さないチキンの丸焼きに皆喜んでいた。


いつもの飲み会と違って今回みたいな、妻や子たちも呼んで集まれたらいいなと思った。


でもまだ妻を迎えていないものはたくさんいる。その中でも特に、近江、下総が気になっている。

あとは年齢順で行ったら、播磨、飛騨、図書、相模の順かな?


きっと父上が考えているのだろうから何も言わないが、そろそろ近辺ではなく、遠くまで考えた方がいいのではないだろうか。遠交近攻というやつだ。


今度聞いてみよう。



時間が経ち、詩と見は部屋に戻ると侍女が伝えて来た。


家族連れでやってきた者たちも今日は泊まらずに帰ると挨拶を受けた。




その後も、ケーキや、チキンを食べながら飲んでいたら珍しく俺も酔ってきた。


家族と帰った者が多くほとんど人がいなくなった。


春、佳、愛、直も酔っているなと思った。


この四人がなんとなくいつもと違うなと思ったころまでは覚えている。


家臣たちばかりだし、俺の屋敷だしと思って気が緩んでいた。


この四人の侍女がやたら杯を進めて来るなと思った。


ちょっといい気分だなと思ったところで記憶がなくなってしまった。









翌日起きて驚いた。やってしまった。やってしまったのか?


でもこれはそうだろう。



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