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戦国野望  作者: 丸に九枚笹
第三章
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第三章 42話 衝撃の告白と冷静な千凛丸

1550年8月25日続き



竹千代「どうした?何か進んだ?最近俺ら軍議も出れなくて暇なんだけど。」


辰千代「あんま状況良くないよね。どうする?」


松若丸「どうしたらいいと思う?」


竹千代「別に足利家と心中しなくてもよくね?家来じゃないし。」


辰千代「とにかくできることをやってみよう!どうしてもダメだったらそこで考えよう。」


松若丸「まあね。家臣ではないんだけどさ。」


竹千代「足利家守りたいの?」


松若丸「今は守りたい。」


竹千代「じゃあ頑張るかね。」


松若丸「頼むわ。」


竹千代「OK。今は『神託』を連発するしかなくない?」


辰千代「あ、竹千代も納得した?」


竹千代「別に否定してたわけじゃないよ。」


辰千代「まあいいんだけどさ。実は最近暇だったから色々実験してて。前にさ、三河か尾張で、『神託』効いてるのかなって人が何人かいたじゃん?」


竹千代「いたっけ?」


松若丸「確かに、神のとか言わない人はいたよね。結局上手くいったけど。」


辰千代「まあね。けど、今回明らかに効いてない人いるじゃん。」


千凛丸「三好長慶ですね?」


松若丸・竹千代・辰千代「!!?」


千凛丸「若、竹千代、辰千代。さすがにもうわかりますよ。三人が特殊な能力を持っていることは。ずっと一緒にいるんですから。若が『検索』、『鑑定』、あとは『念話』でしたか?竹千代は『諸勢力への伝手』、『勧誘』、『探索』、辰千代は『神託』、『交渉』、そして『技術開発』ですよね?」


松若丸・竹千代・辰千代「おー!!」


拍手:パチパチパチパチ


松若丸「千凛丸って本当に賢いんだな。」


辰千代「素晴らしい!」


竹千代「七年か。そりゃずっと一緒だもんな。千凛丸にはちゃんと説明した方がいいな。」


松若丸「そうだね。千凛丸今までごめんね。ちゃんと説明するから。ちなみにいつから気付いてた?」


千凛丸「お褒め頂きありがとうございます!そうですね。三年前くらいですね。」


松若丸・竹千代・辰千代「マジか!」


松若丸「ごめんな、千凛丸。三年も気を遣わして。」


竹千代「本当に千凛丸には早く言えばよかったな。ごめんな。」


辰千代「千凛丸ってすげえな!じゃあ実際に見せたら?」


松若丸「そうだね。ちょっと待ってね。」


松若丸(聞こえる?)


千凛丸「え!何ですか!これ!」


松若丸(俺らに心の中で話すみたいに意識して話してみ。)


千凛丸(こうですか?これで聞こえるんですか?)


竹千代(聞こえてるよ。)


千凛丸「なんと!!」


辰千代(気持ちはわかるけどこれで話してみ。)


千凛丸(申し訳ございません。こうですか?これで本当に聞こえているんですか?)


松若丸(聞こえてるよ。これが俺の『念話』だ。)


千凛丸(すごいですね!若はやっぱりすごいお人だった。)


竹千代「感動してるとこ悪いけど、せっかくの機会だから全部説明するぞ。俺の『勧誘』は特定の人を特定の味方の家臣にする力。家臣になる可能性が高いと成功する。失敗することもある。『探索』は自分が知っている特定の物、人が今どこにいるかわかる力。『諸勢力への伝手』は美濃でやったみたいな、寺社とかの人と会えるって力。」


辰千代「そして俺の『交渉』で泊めてもらったわけよ。『交渉』は話し合いの場でこちらの条件を有利にする力。『神託』は特定の人にこちらの思うような神のお告げを聞かせる力。『技術開発』は水車とか堤防とか、大峰銃とか鉱山開発の技術とかを開発して設計図を描く力。」


千凛丸「そんなことが!!」


松若丸「そして『念話』は今聞いた通りで、『検索』は知らないことを調べられる力。『鑑定』は見たものが何かを調べる力だな。混乱してない?大丈夫?」


千凛丸「大丈夫です。この七年間、ずっと疑問に思っていたことが今全て解消しました。ずっと一緒にいた私だから理解できるんだと思います。でも驚いてはいます。まさかそんなことができるなんて。これは他の者には?」


松若丸「まだ言わない方がいいかな?これはこれからは千凛丸が判断してくれ。長福丸、鷹千代、源太郎、秀胤、満親、忠頼、源四郎にはいつか言った方がいいだろうからな。又兵衛、采女にも言った方がいいか。」


千凛丸「又兵衛殿も知らないことを私に。」


松若丸「千凛丸信用してるから。」


千凛丸「ありがとうございます!!」


松若丸「でも確かに又兵衛には言うか。色々便利だろ。」


竹千代「任せる。」


辰千代「任せる。けど、どこまで言うかだよね。千凛丸なら絶対に誰にも言わないだろうけど、あんま広げると誰が言っちゃうかわかんないよ?」


松若丸「確かに。そこは慎重にしよう。」


千凛丸「それ程までに私のことを。」


松若丸「そりゃめちゃめちゃ信用してるよ。じゃあそろそろ話し戻そ。」


竹千代「何の話だっけ?」


辰千代「『神託』が効かない人がいるって話。千凛丸が言ったように明らかに三好長慶には効いてないじゃん。和睦した方がいいってやってるわけだから。」


竹千代「なるほど。」


辰千代「あとね、効かない人がいるって実験をここ数日で、小さいことで『神託』使って試したわけよ。今日はこれを持っていればいいことが起きるとかそんな程度で。三人にもやったんだけど何か聞こえてた?」


松若丸「え?マジ?全く。」


竹千代「同じく。」


千凛丸「そういえば聞こえましたけど、気にしてませんでした。」


辰千代「ね。こんな感じなわけよ。だから、尾張か三河の時の何も言わなかった人とか、三河でなかなか来なかった人とかには、おそらく効いてないってことよ。『神託』使っても効かない人がいることがわかった。」


松若丸「なるほど。で、何の話だっけ?」


竹千代「これからどうやってこの危機を乗り切るかだろ。」


辰千代「だから『神託』はやるけど、あんま当てにならないかもよってこと。」


千凛丸「でもやらないよりはいいのでは?」


松若丸「確かに。とりあえずさ、もう一回、三好長慶殿と、あと二条様と九条様にもお願い。ダメだったらダメでしょうがない。あとは六角定頼殿か。援軍出してくれるように。あわよくば蒲生家に来てほしいからそこにも。あとは、そうだな、三好長慶殿の弟の三好実休殿と安宅冬康殿か。ちょっと大変だろうけど乱発して。」


竹千代「そうだな。ダメなこともあるってわかったら、少しでも可能性上げるために数打った方がいいな。」


辰千代「わかった。」


松若丸「あと何かできることあるかな?」


千凛丸「辰千代の『交渉』は三好長慶殿と交渉の場についたら使うんですよね?竹千代の『諸勢力の伝手』で京の五山とか味方にできれば状況良くなるんじゃないですか?」


松若丸「いいね。それやって。」


竹千代「了解。」


辰千代「五山の頭に『神託』もやっとくか。」


千凛丸「その『神託』って不特定多数には使えないんですか?」


辰千代「使えるけど効果は弱くなるよ。」


千凛丸「募兵に仕えませんか?足利家に味方するようにと。」


辰千代「確かに。やっておくか。」


松若丸「たくさんだけど頑張ってよ。」


竹千代・辰千代「了解。」


千凛丸が能力を使いこなしてる。

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