表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/100

一つの恋の……憂慮

 ここは王都公爵邸。

 現、当主夫妻が現在拠点として過ごしている。


 広大な領地はこの度結婚した長男夫婦に任せている。

 長男の嫁になったメリッサがとても優秀で数字にも強く長男のハワードよりも頼りになる。

 彼女が実の娘と言ってもいいほど信頼していたし実際何をやらせても難なくこなし気配りも出来る嫁を大変可愛がっていた。


 それに比べてハワードは遊び好きで結婚前は艶聞(えんぶん)が絶えなかった。

 変な女に引っ掛からないかと、随分心配したが無事結婚し現在は夫婦仲も良好らしい。


 ただハワードは謎の病で皮膚病を患いメリッサが献身的に看病していると報告も上がってきている。

 見舞いに領地に戻った私達夫婦はハワードの余りの変わり様に声を失った。

 容姿に関しては自慢の息子だったのに今は見る影も無い。

 特に酷いところは包帯で保護しているが見えている所も十分に痛々しかった。

 そして一番目に入るのが頭部で頭皮の状態が悪い為自慢の髪が抜け落ちてしまっている。

 病の原因も分からず肌や髪を元の状態に戻すには数年単位の長い時間が必要だと医者は言う。

 焦らずゆっくりと根本原因から治していきましょう、とメリッサが言ってくれた。



「今のところ内臓的な疾患は無いので生活習慣やストレスを見直し清潔を心がけ何より掻くことを我慢して貰わないと治らないでしょう」医者は言った。

「原因は何だと思う?」

「内臓的なものでないとしたらストレスでしょうか、結婚が早まったりして過労が溜まったのかもしれません」

「ハワードは大した事はしていなかったじゃないか」

「⋯⋯実は結婚前から何か思い悩んでいらっしゃるようです。私が付いていながらすみません」

 メリッサは目に涙をためて言った。

「いや、メリッサは良くやってくれている。自分を責めないでくれ」

「でも他に思い当たることが無いので……」

「そうですよ、使用人達が口を揃えて言っていました。献身的に看病を頑張ってくれていると」

 公爵夫人はハンカチで目を押さえながら何度もお礼を言った。

「愛していますので当然の事です」

「これからもハワードを宜しくね」公爵夫人が言った。

「勿論、全力で支えるつもりですわ」メリッサは公爵夫妻を安心させるかの様に力強く言った。





 そしてハワードをメリッサに託し公爵は王都に戻ってきた。

 あの様な状態でも領地経営は順調で領民の信頼も厚いとメリッサの評判は上々だ。

 暫くは静観するしか無いだろうと思い直した公爵は執事が持ってきた手紙の束に目を通していた。

「暫く留守にすると流石にこの量か、目を通すだけで一日終わってしまいそうだな」

 執事と苦笑いを浮かべながら優先順位を素早く付けていく。

 ()れは胸騒ぎに近いものだったのかも知れない。

 ふと目に留まった粗末な封筒。

 ハワード宛だから平民の女からかと何気なく差出人を見ると思いも寄らない名前が書いてあった。


 アリーシャ・ドクトールだと?

 公爵は急いで手紙を開封した。

 遅まきながらルビが振れる事を発見しました。(遅い!)

読みにくかった方これからは大丈夫です!

何度か試して完全にルビ振りのみマスターしました。

時間がある時に前の分もできたら良いのですが。

次回の挑戦は濁点マスターです、気長にお待ちください。

これからも宜しくお願いします!ブックマークと評価をお願いします_φ(・_・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ