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一つの恋の⋯⋯裏側

 皆様いかがお過ごしでしょうか。

この度、タイトルが書いていくうちに合わなくなってきましたので変更しました。

最初は女性目線の三話完結にしようとして短編での投稿予定だったのですが、書ききれない事が多い事に途中で気が付き慌てて連載版としました。

この王太子にガッツリ反省して貰おうと頑張ったところタイトルに合わなくなった次第です。

(この際タイトルのセンスについてはお許し下さい)

何せ初投稿で慣れないことだらけ。

皆様に生暖かい目で見て頂ければとても嬉しいです。

これからも宜しくお願いします。それとブックマーク、評価もお願いします\(//∇//)\


 アリーシャは慢心していた。


 学園でエドモンド殿下に目を付けてから男性と適当に遊ぶ事を控えた。

 この国で最高の二人が自分に夢中になり其々の婚約者を蔑ろにする様はとても愉快だった。


 特にリリアナが必死に三人の輪に入ろうとしている様は実に滑稽で、憐みの視線で見下した時は心が満ち足りた。それから色々な所でちょっと困った顔で囁けばみんな思い通りに動いてくれて邪魔者であるリリアナ排除も上手くいった。

 勿論最大限の働きをした者たちには十分なお礼をしたのよ、父を通して。


 あのリリアナが予想外の事を仕出かしたけれど、もう目覚める事も無いらしいので侯爵家にはこれから楽しい介護生活を送って貰う。

 監視体制も整ったし、日記や遺書も心配無くなった。

 これが本当の生かさず殺さずね、ご愁傷様。


 アリーシャは幼い頃から好きな相手と結婚したかった。

 政略的な婚約者は居たが幸運にも病で亡くなり、それ以来理想の相手が現れるまでの隠れ蓑にしていた。

 表向きはずっと亡くなった婚約者を忘れられない健気で一途な女性として。


 お陰で周りが勝手に理想のアリーシャ像を作り上げ、元婚約者の家族はあれから随分経つのに未だに本当の娘の様に可愛がってくれて幸せを願っている。

 皆おめでた過ぎてここの所上機嫌である。


 これからは未来の王妃として私の進むべき道を真っ直ぐに歩む明るい未来しか見えなかった。


 あぁ、それにしても王太子妃教育だけは頂けない!

 これが終わらなければ結婚式に漕ぎ着けないのだから。

 最短で二年と言われているが結婚してからでも良くない?

「全く、気が利かない宰相だこと」と、独り言を呟く。


 ハワードは胸騒ぎがしていた。


 王太子殿下の従兄弟として親友として将来の側近として盤石な地位を築いてきたはずだった。

 しかし最近は共に行動することが極端に減った。


 いつ訪ねて行っても所用で不在と文官から言われる。

 執務室にもフリーパスで出入り出来ていたのにここの所チェックが厳しくなっている。

 御用があれば王太子殿下からお声がかかりますからと取り付く島もない。


 殿下に尋ねると最近配属された文官達は厳格で今迄の様にはいかないと言う。

 殿下が命じればと食い下がったがここ最近の忙しさ故、と言われれば無理も言えなくなる。

 渋々馴染の女官たちの所で憂さを晴らし自宅へと戻った。


 戻るなり父親に呼ばれいつまでもブラブラするな、領地視察に行けと命令された。

 その際に余り関係の良好でない婚約者のメリッサ嬢を同行させる様に言われた。

 一年後には結婚式なので今後の打ち合わせを兼ねてと言う事らしかった。

 それなら王都の方が、と抵抗を試みるも遊びに現を抜かすではないかと雷が落ちた。

 そして喜ぶメリッサ嬢を連れて暫く領地に行くこととなる。


 後にこの判断を大いに後悔する事となる。


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