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第15話 魔法製作

タイトル詐欺ではないはず。きっと。たぶん。

 数日後。あれから倞は依頼をこなしつつ、新たな魔法の製作に取り掛かっていた。製作と言っても魔方陣に文字(ルーン)を書き込むだけで終わり、尚且つその文字(ルーン)は漢字――と言うより単語を区切ってそれを文字(ルーン)と呼んでいるようだ。――なので日本人である倞からしてみれば文字(ルーン)を書く事は出来て当たり前であり、唯一の課題である魔方陣への書き込みは既に万全と言える。

 そんなんで原型となる魔方陣は既に完成させ、今は出来るだけ魔力を少なく、尚且つ高速で放てるように文字(ルーン)をの位置を微調整しながら実際の戦闘で試射してまた直すの繰り返す。

 そうして数日経った。倞はその新たな魔法に今一納得出来ていないようだが、普通に考えると有りえない構築速度、魔力消費量、威力を誇っており、この魔法を見たリリスは、


「もうお前人間って名乗るの止めたら?」


 と、割と本気で言うほどだった。

 それはさて置き、現在倞のランクに見合う依頼が無いため、数ランク下の依頼を受けていた。依頼名は『ゴブリンの群れの殲滅及び拠点の破壊』と言う物だ。

 ゴブリンとは、140㎝程の大きさの生き物で、全身が緑色であり、武器に棍棒や弓などを使うが知能が低い。主に食べ物と女を狙って村を襲撃するが、稀に男も攫ったりする。繁殖力が非常に高く数日で十匹は増えるとも言われている。その為ゴブリンを駆逐する事は不可能と言われていたりする。単体ならDランク、拠点の破壊が含まれるとCランクになる。

 そんなゴブリンを倞は今回製作した魔法の実験に使う事にしたのだ。ハッキリ言ってオーバーキルにも程がある。

 そんなこんなで倞は単独で(今回リリスは他の依頼を受けている。)新たな魔法を使って殲滅――と言うより単なる虐殺にも等しい事をやる。

 発見、発動、問題点を上げる、調整、採取、発見、発動、調整、採取、発見、連射、調整、休憩……。

 ひたすら同じ事を繰り返す。気が付いた時には拠点は既に破壊しており、周りには綺麗に真っ二つになっているゴブリンの死骸が転がっていた。

 だが倞はそんな物に目もくれず、ひたすら魔法の調整に勤しんでいた。

 調整、発動、調整、発動……。

 どれだけ繰り返しただろうか、既に日は沈みかけており、倞はゴブリンの討伐部位である耳を削ぎエードへと戻るのであった。


 *


「――あん?アニメジアに行くのか?」


「あぁ、向こうの方で今度祭りが有るらしい。なんでも武器とかが安くなるとの噂が流れている。行かない手は無いだろう。」


「祭りねぇ……。」


 夕食を食べているとふとリリスがそんな話を振って来た。倞はそう言えば祭りなんて何年行って無いんだっけ、と考え、


「ま、こっちも一段落着いたし、行くか。」


「本当か!」


「あぁ、本当だ。」


「これで武器の値段も割り勘――。」


「――追い待てコラ。何が割り勘だボケ。」


「むぅ、良いじゃないか。偶には。」


 その言葉に倞は溜息を吐き、


「じゃぁ、行くまでに稼がないとな。」

 *


 次の日から倞たちは依頼をかなりの速度で回していった。ゴブリンを狩ったり、サラマンダ―と呼ばれる火を噴くトカゲを狩ったり、ソウルと模擬戦をしたり、変態(ボス)と遭遇したり、ゴブリンを狩ったり……。

 実に充実した毎日を送っていた。そして、祭り一週間前、余裕をもって着きたいため、エードの町を出る事にした。その際一応受付嬢のアスナやソウル、世話になった宿の主人などに軽く挨拶をして祭りが行われる場所、アニメジア連邦首都ピョングに向かった。


実を言うとこの章の此処までの話はプロットに無かったから少し可笑しいかもしれん。

これを書いた1月26日の時点では英検間近に迫ってるのに全く勉強しないでこれ書いてるから結構やばいかも(色んな意味で)


――なお、高2で未だに3級受かってなかったりする。

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