表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
渋谷少女A―続編・山倉タクシー  作者: 多谷昇太
第二章 デュランス河のほとりで

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/45

警察到着

切除した胃の代わりに腸を一部切り取ってつないであるのだ。手術は9時間に及び正真正銘命の危機だった)、以後はバランスがいいどころかちょっとした弾みで身がこけてしまうような身となっていたのだ。ここでも同様だったがしかし私は倒されても必死に男の足にすがりついて放さない。「野郎!」とばかり山倉と対峙していた男が加勢に降りて来ようとしたが「おいおい、お前の相手はこっちのクモ助さんだよ」と云って男の腕をつかむ。再び「野郎!」と叫びざま山倉めがけて男が殴りかかるが山倉はひょいひょいと器用に身をかわして(さきほどの私と違って)男のパンチを一発も身にあびない。方や私の方は蹴られたり殴られたり悲惨だったがどうでもダンベルを川底に沈めさせる分けには行かず、必死になって男の身体にすがりついていた。するうちにウ~とばかりパトカーのサイレンが一度鳴って堤上の女性が「パトカーが来たわよ!止めなさい!」と大声を出してくれた。「おい、止めろ!もういい。こっちへ戻って来い!」と山倉とやり合っていた男が私を蹴っていた男に声をかける。その男は「痛っ(いてっ)」と一声発してから私に加勢に来てくれていた今1人の女性を押しのけようとする。しかし最前ビアクと呼ばれたその東南アジア系の女性は「てめえ、この野郎」と罵倒しては男を蹴り上げるのを止めない。「ビアク!もう止めて!警察が来た」堤上の女性の声で止めたが「おお、てえ。このアマ…」と男の方は毒づきながらも応戦はせず、私を振り払ってから足を引きずって堤の上へと戻って行く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目次ページ下部
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ