表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
渋谷少女A―続編・山倉タクシー  作者: 多谷昇太
第二章 デュランス河のほとりで

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/45

でたらめを云う犯人たち

「こっちでーす!来てください!」と呼ぶ女性の声を受けて警察官2名が警察ライト(照度が強い警察・防衛用懐中電灯)を照らしながら堤の上へと上がって来る。山倉に打ちかかっていた男が上って来た相棒に目配せしてから「おい…のふりをしろ」と小声で云い、自らも腕をさすりながら苦痛の表情を浮かべてみせる。「どうしました?」警察ライトで個々の人物を照らしながら警察が聞くのに山倉が答える。

「はい、通報したのは私です。あの、この2人の挙動が怪しかったので私たちが問い詰めたのですが、いきなり打ちかかって来たのです。どうもこの女の子を川に沈めようとした節がある」

「えーっ?女の子を川に…?」

「な、何を云いやがる…あ、いや、何を云っているっ?!お巡りさん、怪しからんのはこいつらの方だ。いきなり暴力をふるって私の子を奪い取ろうとしたのです。こいつらを幼児誘拐で逮捕してくれ。おお、てえ…」と主犯格の、最初に私を殴った男が左肘あたりをさすりながら嘯き相棒の男にも目配せをしたようだ。

「まったくひどいですよ、お巡りさん。あっちの、あの女に散々蹴飛ばされて…ううてえ…」とこちらはその相棒が云う。

しかし「何云ってる!ちょっとお巡りさん、こっち来てよ。こっちに証拠、あるからさ」とビアクなる女性が私を介抱するようにしながら警官を呼んだ。警官の1人がこちらを照らしこちらへと降りて来た。「あんたらは?…おお、だいぶ殴られてるな」私を照らしながらそう云うのに「そうだよ。あいつらがいっぱい、いっぱい殴ったんだ。可哀想に…おじさん、だいじょうぶ?」と気遣う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目次ページ下部
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ