足の裏の宇宙
足子は考えた。なぜヤッキーがニアの足ばかり見ているのだろう。昨日までは、目の前でその足裏を十分に味わい、朝にはその足も退かした。その違いは何だ。
もっと深く考えたかった彼女は、体を授業に集中させて、思考の意識と分離した。そして思う存分に考察した。
まずヤッキーは靴下を履いている子には興味がない。足に纏っているはずなのにだ。もしかしたら、靴下を足の一種だと見なしているのだろう。ならば、目覚めた姿のまま、今に至るまで素足でいるということは、ヴァージンということなのだ。
ただ、なぜ私は裸足でいるのに、彼は私をあまり注目しないのだろうか?ただ、彼は私が廊下を歩いていると、後ろから覗いていることがよくある。
そういうことか!
静かな空間の中、足子はつい体と同期して急に口走ったので、周りは一瞬注目したが、何事もなかったかのように授業が始まり、同じく足子も分離して再開した。
つまり純粋な素足がローファーや上履き、私の場合、廊下の裏にペッタリと密着している足裏が自然と想像力をかき立てるのだ。私の足は裸足でいるという意味では周りに珍しがられるのだろう。しかし、指先まで晒してしまっている私の足は、ミステリアスのベールまで剥いでしまっているのだ。だから彼は、純粋な生身の肌が上履きに突っ込まれているという、そのいじらしさと、どれほどの汗がしみ出しているのだろう、どれほどまでに足形がついているのだろう、足の裏はどうなってしまっているのか。これらは、上履きを履いて初めて成立する甘酸っぱい未知の銀河の世界なのだ。
しかしその足と人格は結びつくのだろうか?たとえばニアが何気なく頬杖付きながらボンヤリ授業を聞いていたとする。その足元が無防備に肌を露出していると、その横顔を見ただけで、この子は素足なのだと分かるから、顔を見ただけでこの子は足を露出する子なのだと見なされてしまう。だから、これまで私をジロジロ見ていた人は、足だけでなく、私自身に眼差しを向けられていたことになる。それはつまり、私は今恥ずかしい行為をしているということだ。
足子は自分が裸足でいることが急に気になって仕方なくなり、筆を動かしていた現実の私の手が止まった。動揺をなんとか抑えようと必死になり、ついに考えるのをやめ、授業に集中して、自分が唯一指先まで足を晒している事実を忘れようと努めた。
授業が終わって一息つくと、一人の女子が足子さんの目の前に現れた。髪を雑に長く伸ばし、前髪で目が隠れており、スカートの裾が異常に長い素足で、ヤッキーには幽霊のように見えた。




