97 鎧アリによるステータス上げと破壊組織
8月4日。
俺とユウは今日は、Eランクの鎧アリを倒しに来ていた。
鎧アリは、体力2000、魔力1000、精神力1000くらいの数値なので、倒せば、1体につき、体力+2、魔力+1、精神力+1くらいのステータスアップが望める。
さらに、鎧アリは、数が多く、仲間に危険を知らせる能力があるので、かなりの数を狩れる。
もちろん注意も必要である。
土弾の魔法を使ってくることと、イレギュラーとして、上位のアリが頻繁に出現すること。
「上位種には、絶対手出ししないでね。」
「わかった。」
「あと、囲まれたと思ったら、すぐ呼んでね。」
「わかった。」
「じゃあ、早速、鎧アリの霞岩場に行こう。」
鎧アリは、1mくらいの大きさのモンスターで、俺は、その低さに最初は、苦戦していた。
顎の攻撃も地味に痛い。
土魔法もうざったい。
しかし、後ろをとれば、ほぼ各確実に倒せるし、首と胸と腹のつなぎ目が弱点なことがわかってからは、効率も上がった。
3回ほど、囲まれて、ユウに助けてもらったが、帰るころには、120体倒すことに成功していた。
3力は、体力579、魔力257、精神力250に上がる。
そして、俺は、体調を崩した。
『一気に、3力を上げすぎたのが原因ですね。』
かなりつらいんだけど。
『こればかりは、聖属性でも、回復しません。肉体が追いつくのを待ちましょう。』
どれくらいかかるんだ?
『3日くらいは、つらいままだと思いますよ。』
ユウは、付き添って、近かった天千里のギルドに運んでくれた。
そして、俺は、3日をカプセル型の魔道具の中で、過ごすことになった。
目を覚ます。
3日間眠りについて、起きたのは、8月7日。
ギルドの中は、かなり騒々しかった。
そこかしこで、人が動いている。
俺は、カプセル型の魔道具の受付の人に、話しかける。
「ああ、あなたですね。具合はいかがですか?」
「体も以前より、いい感じです。」
「それはよかったです。では、個室を取るので、そちらに移動してください。」
「はい。…その前に、何かお祭りでもあったんですか?」
「ああ、これは…。テロ組織が、暴れて結界を壊したので、モンスターが入り込んできているんですよ。動画も上がっていますから、確認してください。」
動画によると、『アンダーグラウンド』というテロ組織が、4日の夜に声明を犯行予告の声明を出し、5日に国の結界発生装置の4つのうち3つを破壊したということだった。
事前に、対策を立てたこと、犯行勢力が、避難所には目もくれなかったことで、奇跡的に死者は0であることは確認がとれているそうだ。
残念ながら、避難所以外は、犯行勢力とモンスターとそれに対抗する政府と5大ギルドの連合の戦いに巻き込まれている場所も多いそうだ。
『アンダーグラウンド』の目的は、世界の清浄化というが、よくわからない。
結界は、1ヶ月は、壊れたままらしい。
犯行勢力は、逃げ足も早く、残念ながら、全員逃げられたそうだ。




