85 ユウの対抗戦に向けての武器を作る
担任教師に相談に行く。
「パーティメンバーのフォローにまわりたいから、しばらく休みたいね。本当だったら、受理できないのだけど、…許可します。」
「いいんですか?」
「もちろん課題はやってもらうけどね。志あっての行動なら応援する。それが、私の中での教師としてのルールなの。その代わり、赤点は許さないわ。」
「ありがとうございます。」
親にも連絡を入れる。
「無理しないこと。しっかり寝ること。食べること。課題もやること。それを守れるなら、行ってきなさい。」
「やるからには、徹底的にやってきなさい。」
ギルド:天千里にて…。
受付のいつもお世話になってくれている漆田さんに話を通して、1ヶ月間生活用の個室と鍛冶部屋と錬金部屋をかりる。
14時。
俺は先に睡眠を取り、夜に備える。
17時。
ユウが素材を置きに来る。
Dランクのシルバースケルトンの素材をたくさん持ってきた。
「これで、戦える武器を作ってよ。」
「ユウって、どんな武器使うんだ?」
「苦手とかは無いよ。なんでも、使うかな。」
「それじゃあ、逆に難しいんだけど…。」
「じゃあ、シンプルな細い棍棒2本がいいかな。太鼓のバチを少し太くして、長くしたような感じのやつ。」
「わかった。魔法主体で戦う感じ?」
「魔法も使うから、杖に分類されるような感じでお願い。」
「了解。」
『どうやって作りますか?』
「魔力37だったら、1時間1くらいずつ使えば、37時間行けるよな?」
『行けますけど、倒れますよ。』
「魔力も込める量が多ければ、強い武器になるっていうわけでもないことはわかってきたしな。」
『魔力が少なければ、難易度は上がりますけどね。』
「やるさ。」
俺は、異空間牧場の俺の星明かりの錬金釜を取り出す。
シルバースケルトンとミスリルを溶かし混ぜ、ゆっくり、土に水が染み込んでいくように、魔力を浸透させる。
ここで、気づく。
魔法の授業で、教わったこと。
手のひらの外に、魔力を切り離して、切り離した魔力を操る。
これを錬金にも応用する。
俺の魔力を錬金釜の中の素材と結合させ、素材を操作する。
ぐちゃぐちゃな配列をきれいに整えていく。
気づいたら、朝になっていた。
『やっと、気付きましたね。もう12時間経っていますよ。』
「魔力が時間が経って、少し回復したから、まだまだ行ける。この錬金では、まだやり足りないところがたくさんあるから、丁寧に整えないと。」
『水くらい飲んでください。』
「人間3日は、水なしでも行けるだろうから、大丈夫。」
『…知りませんよ。もう。』
「今、集中切らしたら最高の錬金ができなくなるから、許してくれ。」
…さらに17時間後。
俺は、棒の形のインゴットを作り上げた。
『…休んでください。』
「言われなくても、休むよ。」
『途中でユウが来てましたよ。素材を置いていきました。Cランクのカーススケルトンの素材ですね。』
「…それは、もう1本の方に使おう。とりあえず、シャワー浴びていったん、寝る。」
次の日の朝、食事も後まわしに、棒状のインゴットを星明かりの鍛冶台で、最終的な形に鍛えていく。
さらに7時間で、完成する。
怒れる狂杖
ランクB+
能力1:不壊
能力2:身体強化(極大)
能力3:身体強化(極大)
能力4:身体強化(極大)
能力5:身体強化(極大)
能力6:空きスロット1
あと、3時間も待てばユウが来るだろう。
『鍛冶LV1415→LV1496に上がりました。』




