84 ユウのクラスメートへの計画
言うだけ言って、帰っていく男子生徒たち5人。
ユウは、水を飲み干すと、食事に戻る。
食事を無言で食べ終わる俺とユウ。
先に話を始めたのは、ユウだった。
「ごめん。」
「いや、ユウ。ここは怒るとこだぜ。あいつら、やばいな。」
「僕、今日ので、あいつらのこと本当に嫌いになったかも。」
「何が気に食わないんだろうな?」
「あいつら、僕が来るまでは、クラスの中で一番目立つグループだったみたいで…。」
「ああ、それで、自分より強いユウが出てきて、扱いに困っているって感じか…。向こうから、見たら目の上のたんこぶなんだろうな。」
「…だいたいそんな感じで合ってると思う。」
「つまんねえな。」
「僕は、この上なく、面倒だけどね。」
「5日後にあいつらと、課外授業か。」
「僕、どうすればいいかな。」
「…休んじゃうか?」
「さすがにまずくない?班員にも迷惑かかるし…。」
「班員の子はどんな感じ?」
「良くも悪くも普通な感じだよ。」
「アイツラ寄りかどうかだと、どう?」
「みんなあいつら寄りかな。」
「じゃあ、いいじゃん。もう、休もうぜ。」
「…そうだね。」
「それでさ。6月の対抗戦、あっただろ?あれで話題、かっさらおうぜ!」
「それはすかっとするかも。ついでに、中間テストも満点とってやろうかな?」
「やってやろうぜ!」
早速、課外学習を休む旨、担任教師に伝えるユウ。
代わりに山のような課題が渡された。
俺も、そのタイミングで、自分の方の担任教師に、無事を伝える。
怒られるより、安堵された。
「今日は、授業休んでいいから、後日、レンカさんと報告書を作っておいて…。親御さんもギルドの方も、心配していると思うから連絡すること。」
俺は、連絡を済ませた後に、再び、ユウと合流する。
ユウと対抗戦の確認をする。
対抗戦は、5日に渡って、繰り広げられる。
参加学校全てごちゃまぜで、行われる個人戦。
5人一組のパーティを組んで戦う団体戦。
学年ごとの学校代表による模範試合。
3部構成だ。
「パーティ団体戦はいいか?」
「5人そろえないとエントリーできないからそこは、あきらめよう。」
「じゃあ、個人戦と、模範試合をもらおう。」
「…そうだね。」
「…一応、言っとくけどさ。折れてもいいんだぜ。」
「いや、折れない。僕の心に土足で、踏み込んだことと、君に失礼なことをしたことは絶対に落とし前つけさせる。」
「その気があるなら安心した。じゃあ、日課は、少しお預けにしよう。俺、対抗戦終わるまで、ギルドに籠もるわ。」
「…なんで?」
「考えすぎかもしれないが、帰り道で、絡まれるとかあるかもしれないからな。」
「そこまで、やるかな?」
「やられないようにするためさ。ユウが、安心して戦えるようにな。」
「ありがとう。」
「天千里のギルドに籠もるから、装備新調したかったら来て。」
「わかった。」




