76 ユウとの昼休みの一幕
昼休みを迎える俺とユウ。
ユウが、ため息を1つ。
「ねえ…嫌じゃないけど、生きづらいよ。」
「特別課題?」
「そう。なんか、染められてるなあって。」
「わかるかも。」
「なんか抜け道ないかなあ。」
「俺等で、部活作る?」
「何部?」
「昼休みにラーメン部とか?」
「だめじゃない?」
「…課題とかはさ。嫌じゃないんだよな?」
「…嫌じゃない。」
「じゃあ、いいじゃんとはならないのだろうけど…。」
「そうなんだよ…。」
「友人と一緒にいる時間作るのに、なんで、課題なんかやる必要があるのか…。」
「学年が違うからかな…。」
「ちょっと、気になること言われたんだけどさ。俺等って、お互い依存してんのかな?」
「どうしたの急に?…そりゃ、人なんて、多かれ少なかれ依存しあってるもんじゃない?」
「確かに…。」
「また、難しいこと考えてんの?」
「…そうかも。」
「もしかして、僕らって、最近、気が合わなくなってきてる?」
「わからん。」
「わかるって。なんか、前と違うよ。」
「…やっぱり、俺にはわからない。具体的には?」
「なんか、ズレてるっていうか。」
「気が合わなくというより、調子が合わない感じじゃね?」
「…どういうこと?」
「いままでは、一緒にいるだけだったけど、その上で、色々考えたりが出てきたから、ズレてるんだと…思う。」
「うーん、もう少し言葉にしてくれないとわかんないかも。」
「お互いの考えとかがより深くわかるようになってきたから、ここが、気に入らないとか、ここは直して欲しいとかそういうのも見えてきたんじゃね?」
「あー、それだよ。なんか、もやっとしてたのがとれた。」
「いったん、距離おいてみる?」
「だめだよ。君は、1人でも楽しく過ごすタイプだもん。」
「そんなことないと思うぜ。やっぱし、ユウがいないとつまらないし、張り合いないと思う。」
「どーだかね。最近、エリック先輩とかクラスの生徒とも仲いいし。」
「否定はしないけど…。なんで、浮気見つかったみたいな空気になってんの?」
「はあ…。君が女の子じゃなくて本当によかったよ。」
「…どういう意味で言ってんだよ?それ。」




