課題とヒアリング
月曜。
ユウと作ったサボりの特別課題を提出する。
「今日も授業さぼるなら、課題出すけど、どうする?」
「見逃してもらえませんか?」
「ちなみに、ユウ君は、課題1ヶ月分、先にもらっていったみたいよ。」
「ははは。…じゃあ、俺も1ヶ月分お願いします。」
「バカね。本当は、課題やるより、授業出る方が、楽なのわかるでしょう?」
「確かに課題きつかったっす。」
「なんでもかんでも、ユウ君に合わせてたらそれは、依存に近くなるわ。」
「依存…ですか?」
「弱いところをフォローしあう関係もいいけど、学校にいる間は、もう少し、そういうところも鍛えていって欲しいかな。」
「…わからないです。なるべく一緒に過ごしたいって、思うのは良くないことなんですか?」
「先生を、論破しに来るんじゃない!いいのよ!なんでも!サボるなら、課題!課題も自分でやること!自分の許容量と相談して、サボること!ユウ君が気になるなら、ユウ君と、先に相談しときなさい!」
「…はい。」
先生は、課題をユウがほとんど、やっていたのにも気づいていたようだ。
その点、踏まえて、くどくど怒られた。
これは、俺が悪い。
授業の合間に、レンカさんのところにお菓子を持っていく。
レンカさんは、起きていた。
「お菓子くれるの?」
「そのために持ってきたからな。」
「半分こしよう。」
レンカさんは、今日はまた違う柄のレジャーシートに座っていた。
エリックに言われたことが頭をよぎる。
レンカさん、成績やばいんだよな…。
まあ、それは置いておいて、今日は、装備の話をしなくては。
「…装備。予算とか、どんなのがいいとか、希望ある?」
「うーん。予算はいくらでも大丈夫。モンスター素材がたくさんあるから、それで作って欲しい。金属素材も少しならあるよ。ミスリルとか、魔銀とか。どんなのがいいって言うのは、任せるよ。」
「お任せでいいの?」
「うん。」
「…わかった。じゃあ、困っていることはない?」
「たくさんあるよ。でも、そっちは私の問題だから、大丈夫。」
「そっか。」
「変よ、班長。先生とかに何か言われた?」
「俺、今、特別課題やっているんだよね。」
「ああ、そういうこと?私は、いいの。自己責任で、やっているから。学校側は、困るだろうけど。私、特待生だから。」
「そうなんだ。」
「そうなの。エリックも特待生だから、良く心配して声かけてくれるんだけど、エリックって、残念イケメンだから。」
「…そうなの?」
「ナルシストの厨ニ病のお坊ちゃんって感じ。」
「へ、へー。そっか。」
「エリックのアドバイスは、話半分の方がいいよ。」
「そうなんだ?…っていうか、その口ぶり、この前エリックと話をしていたの聞いていたの?」
「聞いていたかもしれないし、聞いていないかもしれないよ。」
「…さ、さあて、装備を作るぞー!」
男子は、内緒話を女子に聞かれるのは、結構恥ずかしいのだ。
俺は、気まずくなり、その場を後にしようとする。
しかし、制服のそでを掴まれた。
「私が、お菓子食べ終わるまでは、座っていて!」
「…はい。」




