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学校生活と5月の行事2

「モテ期ね…。」

ユウは俺を可哀想な者を見る目で、見た。


「言ってみただけだよ。冗談だって。」


俺とユウはやきそばを食べている。

俺は、今日2回目だ。


「また、来てくれるとは、思わなかったぞ!」


「おう。すごく美味しかったからな。ユウにも食べてもらいたかったんだ。」


「君は、小っ恥ずかしいこと平気で言うね。」


「隠すことでもないからな。」


「仲がいいんだな!」


「おうよ!」


やきそばの男子生徒エリックと俺は、2人で、笑い合う。

ユウは複雑そうな顔で、その様子を見ている。


「なんか、君ら、似ていない?根本的なところが。」


「そうかな?」


「俺は、光栄だぜ!」


「やめろよ…照れるだろ!」


「やっぱ、似てるよ…。その無駄な元気さが…。」


「ところで、ユウの方は、大丈夫か?課外学習のメンバー。」


「大丈夫…かな。1人面倒なのがいるけど…。」


「女の子?」


「男だよ。何か馬が合わない感じなんだよね。嫌いでもないんだけど…。」


「優等生系?」


「そう。無遅刻無欠席な熱血タイプ。」


「周り巻き込んでいくタイプか。」


「…そんな感じかな。あっちが、正しいことしてる感じになっちゃって、僕は、不良っぽい感じになる。」


「…。不良か。見てみる?」


「え?」


「だから、本物の不良っぽい生徒を見に行かないかってこと。」


「それに何の意味があんの?」


「自分と比べたらいいじゃん。不良かどうか。」


「よくわからないけど、見に行ったら解決するのかな?」


「しないだろうな。」


「しないのね…。」





結局、俺に付き合ってくれたユウは、旧校舎の不良の溜まり場を見て言った。

「間違ってた。僕が不良とかおこがましいね。」


「だろ?」


「…みんな結構、強いよ。」


「そっか。」


「行こう!」


「行くの!?」

奥に進む俺とユウ。




「なんで、行くの?」


「せっかくだから、一番強い奴見たいから。」


「ユウって、そんなタイプだっけ?」


「…そうだよ。意外と。」


奥まで、絡まれることもなく、進んでいく。

奥に行くほど、生徒たちは、厳しい訓練をしていた。


最奥の演習場に入るところで、やっと止められる。

「お前はだめだ。そっちの、中学部の方は入ってもいいぞ。」


「だってさ。ユウ、行ってきたら?俺の方もちょうど、用事が済みそうだから気にしないでいいぞ。」


「わかった。用事は知らないけど、ちょっと行ってくる。」


扉の奥には、もう一つ扉があったので、中を見ることは出来なかった。


「用事ってなんだ?」

門番みたいな雰囲気の男子生徒ユーザリア。

俺は、普通に話をした。


「課外学習の班一緒になった。よろしく。」


「そうか。よろしく。」


「クール系なの?」


「いや、クール系じゃねーよ。」


「あ、やっぱり、不良系なのね。」


「お前、割といい度胸してるな…。」


それから、しばらく、近くのベンチに座り、仮眠を取る。

そのうちに、ユウが満足そうに、ボロボロで帰って来る。


「いや、僕も強くなったと思ってたけど、全然まだまだかも…。」


「負けたの?」


「…負けた。」


「負けた割に、楽しそうだな。」


「まあ、こういう楽しみもあるのかなって。」


「また、来る?」


「いや、無理。人、多すぎ。」

やはり、ユウはユウだった。




ユウはいったん、寝に行くとのことだ。

俺は、購買で、なんか、甘そうなお菓子を買って、屋上に行く。


威圧の少女は、起きていた。

俺の手に持つお菓子をじーっと見ている。


俺は、それを手渡した。


「レンカさんだろ?課外学習、一緒の班になったからよろしく。」


「お菓子ありがとう。よろしく。」


早速、お菓子を開けるレンカ。

パキっと、半分に割って俺にも分けてくれた。


「ここ座っていいよ。」


レンカのレジャーシートにご一緒する。

お菓子ははちみつの味で美味しかった。


あと、なんか、女子と2人で、お菓子を食べるシチュエーションがドキドキした。

やっぱり、モテ期か…。


食べ終わったら、レンカは、俺の肩をぽんぽんとして、どかし、また大の字で、寝始めた。


徐々に威圧が強くなっていくので、俺は、すぐに離れた。


焼きそばをもう一度食べてから、担任に、報告に行く。


「結構、大変だったでしょう?」


「…正直、大変でした。」


「当日も頑張ってね。」


「…はい。」

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