授業3?
4限目は、空き時間で、再び仮眠をとる。
50分しっかり寝て、校庭の朝礼台の待ち合わせの場所に行く。
ユウは真っ白になっていた。
「やっぱ、僕、学校向いてないかも。」
「どうした?」
「人が多いのが無理。」
「ああ。それは、どうしようもないかもな。」
「そっちは?」
「こっちは、結構勉強になるかな。」
「そっか。勉強に目覚めた感じ?」
「そうかも。」
「僕は、勉強はいいかな…。」
「なんで?」
「ほら、僕って、勉強はかなり先取りしてるから。」
「…そうか。」
「もう帰りたい…。」
「それなら、5限さぼろうぜ!」
「それは…ありなのか?」
「学校に通ってるのが、みんな優等生だと思ったら大間違いだぜ!」
「君は、本当にすごいな。」
「いや、サボる提案して、褒められるのは、困るんだが…。」
ユウは心底楽しそうに笑った。
「君は、友人は友人でも悪友だな。」
「それは、まあ、確かにそうかも。」
悪友という言葉の響きは魅力的だ。
まんざらでもないと思う俺がいた。
「さてと、サボるにしてもどうする?」
「学校、抜け出すのもありだけど、さすがに初日からは目立ち過ぎるから、空き教室か、空き演習場に行こう。」
「そうしようか。今日の放課後予定も決めよう。」
「じゃあ、そうするとして、昼はどうする?」
「今日は、購買で…。」
「学食は無理?」
「人多そうで、無理…。」
「じゃあ、購買で済ませよっか。」
戦利品のジャムパンとお茶を持ち、食事が出来る場所を探す。
どこも人がいて、落ち着かない。
「5限まで、待つか。」
「いや、もうお腹減ったかも。」
「じゃあ、もうそこの花壇のブロックのところに座って食べる?」
「それでいいよ。」
ジャムパンには、マーガリンといちごのジャムが入っていた。
「これ、うまいな。」
「130円でこれはいい。」
「でさ、3連敗した。」
「対人戦苦手は、ヤバいって。ただでさえ、君は3力少ないから技術面で、帳尻合わせた方がいいよ。」
「そうだよね。あ、そう言えば、ユウは雷属性の魔法どんな感じ?」
「まだまだ、練習中。かなり楽しい。」
「ユウの魔法属性って何?」
「火、水、光で、今は雷も入ってるよ。」
「俺は、授業中におしえてもらったんだけど、まだわかんないんだよな。」
「焦るものでもないと思うよ。」
「そうなの?」
「そうそう。焦ると無理なのが、魔法だよ。」
「仕方ないか…。」
そして、俺とユウは、5限と6限をサボり、しれっとホームルーム教室に戻って、ロータス学園を後にした。




