量産品と学校の問題
とりあえず、マナメタルで同じタイプのアクセサリーを13個作る。
戦いの勲章
ランクE
能力1:攻撃力UP(1.05倍、重複OK)
能力2:空きスロット1
狙って作ると同じ品質のものになった。
やはり再現性がない。
奇跡的なバランスで上手くいったのが、ユウに渡したアクセサリーだったようだ。
そして、もうこの素材では、均一化されたものより、良いものは出来そうにないということも直感で感じていた。
13個あるうち、10個はギルドに納品。
3個は家族に渡すことにした。
納品は、1個2億で売れた。
重複化がおかしいのだそうだ。
単純計算で、13個を1人で装備したら攻撃力約1.9倍。
じゃらじゃらするのが、邪魔なことくらいのデメリットで、それだけ攻撃力が上がれば恐ろしいというものだ。
家族には、いつものお礼ということで、プレゼントした。
お金を用意すると言われたが、それならもっと良いのを作らなきゃいけない気がしたので、今回は本当にいいと言って、受け取ってもらった。
両親は、心配そうな顔でこちらを見ていた。
「わかってるよ。金銭感覚おかしくなってるのも自覚ある。でも、これは本当に今までの感謝とかそういうのもあるから…。」
「わかったわ。じゃあ、受けとっておきます。」
「ありがとうな。」
「兄貴、カタログあげるから、可愛いのも練習しておいて!」
妹は平常運転だった。
かわいいの…か。
そういう方面は見てなかったな。
勉強するか。
カタログを見たら、いらっと来た。
「出来るかこんなん。職人すごすぎだろ!」
『錬金術LV1292→LV1478に上がりました。』
「あ、そう言えば、このレベルって、カンストいくつなの?」
『LV9999がカンストです。カンストすると錬金術だったら、常時発動スキル:錬金術の才LV100を手に入れることができます。』
「それは、やる気出るな。」
『恐縮です。』
ロータス学園学園長であり、5大ギルドの1つラグナロクのギルド長であるエドワード・カーライルは、まさか、件の鍛冶士が、学校を選ぶとは思っていなかった。
だが、選んでもらったからには、資料を取り寄せて、担任に共有しなければならない。
中学の成績はひどいものだった。
半分病人のようなレベルだ。
座学は、半分より上くらい。
しかし、3力がオール1など何かの呪いとしか思えない。
「いや、もしかしたら、そこと鍛冶運が上手くバランス取っているのかも…。いや、無いか。」
エドワードは、最後に入学関連の記録も確認する。
「これは…困った。」
鍛冶士が入学希望を出したのは、共通型の授業。
戦闘職と生産職の両方の授業を希望していた。
「ステータスは、今は少し上がっているのか。でも、この3力で、ロータスの戦闘職の授業は、きついぞ。」
普通の学校の高校1年生の3力平均は、1000。
ロータスは、その3倍が最低ラインだ。
エドワードは、なんとかならないかと頭を抱えるのだった。




