ユウと学校の話
自室に行く。
ユウに通信をする。
「どうしたの?」
「いや、もしかしたら高校行くかもしれない。」
「…その相談?」
「うん。パーティで動けるのも、放課後とかになってしまうかも。」
「…。」
「あ、まだ、決定ってわけじゃないけどな。ユウが嫌だっていうなら、高校も別にいいよ。」
「嫌じゃないというか、ちょうど、僕もその話をしたかったんだよね。」
「へ?」
「いや、僕って不登校なんだよ。」
「え、あ、そう言えばそうか。いつも、朝から夕方まで、一緒だしな。」
「気づいてなかったのかよ…。」
「わりい。」
「まあ、いいや、それで、今日、父さんと母さんに話をしたんだ。」
「学校行こうと思ってる。」
「そうか。…無理はするなよ。」
「だめなら、いつでも帰ってきていいからね。」
「大丈夫だよ。シルバースケルトンに比べたら、学校は怖くないって。」
「別に、無理して通うとかじゃなくていいんだ。好きなようにしなさい。でも、色々学ぶんだ。それが糧になる。」
「色々学ぶ…。わかったよ。」
「最近のあなたは、毎日、楽しそうだから大丈夫だと思うけど、いつでも、私たちを頼ってね。」
「それは、わかってる。えっと、いつもありがとう。」
ユウは気恥ずかしくなって、部屋に戻ってゆっくりしていたところ、ちょうど、通信が来たのだそうだ。
「って感じで、決意、新たに学校に挑もうと思ってね。」
「…そうか。あ!いいこと思いついた。」
「何?」
「せっかくだから、同じ日から、学校に行かない?」
「…そうしようか。」
「っていうかそもそも、ユウもこっちの学校来ちゃえば?一緒に通えるぜ。」
「えっ?」
「その方がいいのでは?」
「…考えてなかった。確かに、ロータスって、中学もあったっけ。」
「明日、ギルドに相談行こうか?」
「…自分で行くよ。」
「…そうか。」
「けじめだから。自分で行く。もう1回、父さんと母さんに相談してみる。」
「おう。」
「じゃあ、おやすみ。」
「おやすみ。」
通信が終わる。
静かになった部屋。
『良かったですね。』
「そう…だな。」
『心強いんじゃないですか?』
「そう…だな。」
『心ここにあらずですね。…はあ。とりあえず、異空間牧場で、進化のオーブをあげましょうよ。』
「あ、それ、忘れてた。」
異空間牧場に行き、どくろトレントと魔鉱亀2体にオーブを使う。
どくろトレントは、Eランクの闇の大樹、魔鉱亀は、Fランクの魔鉱大亀にそれぞれ進化した。
闇の大樹は5mくらいの大きな木になった。
実をつける様子はない。
しかし、Eランクは、ブラックスケルトン並に強いので、枝や葉の素材も価値は高いだろう。
魔鉱大亀2体は、大きさが、1mくらいになったので、かなり魔鉱がとれそうだ。
動きはのろかった。
亀は、そういう生き物なので、しょうがないだろう。
『農業LV601、畜産LV395、養殖LV395、採掘LV83に上がりました。』
テイムしたモンスターに囲まれていると、癒される。
なんか、ごついのしかいないが。
いつか、こいつらも活躍する日が来るのだろうか?
そんなことを思いながら、異空間牧場を後にした俺は、日課の身体強化で気絶するのを忘れずに行って、眠りにつくのだった。




