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まだまだ、武器を作る話

ミヤさんの装備を作るため、用意してくれた奥の個室の鍛冶場を使う。


銀の虚空液を3つと魔鉱亀から採掘した魔鉱でインゴットを作る。

魔鉱は、金属としては、ランクは低い。

しかし、何となく自分が主体で集めた素材の方がいい武器になると感じたので、その直感を大事にする。


魔鉱は、しっかり、魔力に馴染み、銀の虚空液3つと混ぜ合わさり、いい感じのインゴットに仕上がる。

インゴットが出来たら、それに魔力を叩き入れ、伸ばし形を作っていく。


最近使っていたミスリルやマナメタルより、ランクが低く扱いやすい魔鉱は、完成までの時間を長く設定できたので、細部まで、かなり細かく魔力を練り打ち込んだ。


『鍛冶LV946→LV1008に上がりました。』


集中していたら休みもなく完成していた。


俺は、完成品を渡すため、ミヤさんに連絡する。

「今まで、ずっと打ってたの?」


「?」


「今、朝の7時よ。」


どうやら徹夜で鍛冶をしていたようだ。


30分ほどで、ミヤさんがやってくる。

どうやら、ミヤさんもあまり寝ていないようだ。

昨日より疲れているようだ。


俺は、とりあえず、ミヤさんに完成品を渡す。

多分、不壊はついている。

それは、わかるが後はわからない。

ミヤさんのお眼鏡に叶うだろうか?


ミヤさんは、俺が渡した魔鉱のナイフをじっくり見て、装備の個人登録を行った。

「ありがとう。料金は、結構難しいところだけど、10億でどう?」


「大丈夫です。」


「あなた、自分の作った武器の価値はしっかり確認してから値段を決めた方がいいわ。」


「?」


「…はあ。このナイフ、本当は、10億以上の価値があるの。でも、今は、10億でしか買い取れない。あんまり、高い値段を記録に残したくないの。」


「変な組織に狙われないようにですか?」


「そういうこと。ただし、これだとあなたが損しちゃうから、あとで、埋め合わせさせてね。」


「わかりました。」


「早速だけど、鑑定LV12のスキルオーブを持ってきたから使って。」


「…ありがとうございます。」


早速、オーブを使うと、スキルの使い方が、じんわりわかってきた。


精神力は徹夜の鍛冶で、ほとんど残っていないが、やれるだけやってみる。


空席

ランクA

能力1:不壊

能力2:装備個人登録

能力3:未装備時能力使用化

能力4:空きスロット1

能力5:空きスロット2

能力6:空きスロット3

能力7:空きスロット4

能力8:空きスロット5


なんか、やばそうな武器だった。


「付与が必要だけど、かなりいい武器ね。装備していなくても能力発動っていうのが、破格ね。不壊もありがたいし。魔鉱で作っているからランクAなのだろうけど。この武器には、ランク以上の価値があるわ。…ありがとうございます。」


「…?」

一瞬、ミヤさんが、少女に見えた気がした。

しかし、それは、まばたきの間にまた、疲れた女性の姿に戻る。


「あ、先に渡しとかないと。これも返しておくわね。」

預けておいた進化のオーブ3つだ。

俺はそれを受け取って、ポケットにしまった。

ポケットからインベントリに移動しておいたが、見えないので問題ない。

あとで、時間がある時に、異空間牧場のモンスターに使おう。


まずは、シャワーを浴びて、寝たい。

俺は、あくびしながら、鍛冶場を出たミヤさんについていくのだった。

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