錬金アイテム
『錬金術LV76→LV1292に上がりました。』
朝、起きるとめちゃくちゃに上がっていた錬金術レベル。
『普通は、こんなに上がらないんですけどね。異空間牧場から、インベントリに出来たアイテムを回収出来ますが、どうしますか?』
「頼む。」
『了解しました。…これだけ、アイテムがあるのに、鑑定出来ないのがつらいところですね。』
「本当にな。ギルドに持っていくかな。」
『それも良いと思いますよ。あそこは割と信用できますから。』
というわけで、ギルドに行って、アイテム鑑定を依頼する。
「あのなあ。処理するこっちの身になってくれ。どう見てもスキルオーブがあるだろ?これ、見せられたら、買取交渉始まっちまうんだよ!」
最近良く面倒を見てくれているウルシダさんは、頭を抱えている。
「すみません。鑑定する方法ないんで、ここに持ってくるしかなくて…。」
「そういうとこだぞ!マジで次、やったら、両親にチクるからな!」
あ、そう言えば、俺名義で売ることも出来たのか。
でも、やっぱりギルド通した方が、問題少なさそうだからやっぱりこっちでいいかな。
騒いでいると、見かねて奥から女の子がやってくる。
ギルド長からの指示で、天千里以外のギルドとの交渉を終えてきたシジョウミヤである。
ミヤは、鍛冶の依頼の件もあり、俺に声をかけたかったようで、待機していたのだ。
「これ、どういうことですか?」
「四条さん…。すみません。ちょうどよかった。俺じゃ抱えきれないので、引き継いでいいですか?」
事情説明をする漆田。
ミヤは、困ったようにため息をつく。
ギルド長もこんなため息をついていたなあと思いつつ、並んでいる品を鑑定していく。
ミヤは、一度天井を見上げて、目録を作り、それぞれのアイテムの用途を書き、値段を振った。
そのまま、ミヤは、面談室へ錬金で作った品を持ってきた鍛冶士の青年を連れていき、交渉を始めるのだった。
面談室に連れて行かれた俺は、1つ1つのアイテムの価値と、効果を教えてもらう。
モンスター用の低ランクの進化のオーブが、3個。
玉石混合のスキルオーブが16個。
スキルのレベルを1上げるオーブが6個。
武器に空きスロットを1つつけるオーブが1つ。
後の74個は、素材だった。
C銀の虚空液×3 1500万
D闇の骨玉×7 2100万
D透明泥×6 1800万
D波の調べ×3 900万
E甘い劣等核×6 600万
E並んだドクロ×2 200万
F濃縮骨粉×13 390万
F土の結晶石×2 60万
F水の結晶石×1 30万
F闇の結晶石×4 120万
G泡立つ泥×15 150万
H純粋泥×8 8万
H粘液結晶×4 4万
「素材のランクは、HからA、その上にS、SS、SSS、EXがあります。進化のオーブは、モンスターランクF→Eが1つと、G→Fが2つですね。スキルオーブとレベル上げオーブと、空きスロット追加のオーブは絶対ギルドに売ってください。」
「売るといくらになりますか?」
「30億準備できます。」
『もめても仕方ないので、売ってしまいましょう。ちょっと、良くない流れな気がします。』
「では、30億でお願いします。」
「良かった。交渉が難しい場合、かなり困っていました。」
「詳しく聞いていいですか?」
「3力がかなり少ないあなたが、今、スキルを身につけるのは、かなり危険なことです。無かったスキルを持つことになるので、見る人が見れば、スキルオーブを作れる可能性に気付きます。スキルオーブを作れる者を捕まえて、一生作らせようとするような悪人がいて、そう言った組織に目をつけられる可能性もあります。」
「…気をつけます。」
真っ白い部屋で、鎖に繋がれ、鍛冶をさせられたことを思い出し、身震いする俺。
「念のため、今日はギルドに泊まっていって下さい。」
「わかりました。」
「あ、それと、私の武器を指名依頼していたので、そっちもお願いしたいです。」
『この方は、かなりやり手なようなので、しっかり作って価値を見出してもらいましょう。』
「がんばります。」




