5月の始まり
桜が散り、5月に入る。
ギルド天千里で適当な武器を作って、ユウとブラックスケルトンを倒しに行ってという生活が続いている。
俺が、武器を作った探索者たちは、頑張っているようだ。
前に大鎌を作ったキリさんは、SSランクの山くらいの大きい亀のモンスターを倒したらしい。
妹も、Bランクモンスターを狩って回っている。
ばんばんパーティ予算を貯め、パーティメンバーも武器を新調しているようだ。
ユウは、俺といる時以外は、1人で過ごしている。
雷属性の魔法を練習したりしているのかもしれない。
俺の3力は、地道に頑張り、体力70、魔力33、精神力33まで伸びていた。
『そろそろ、錬金術とか、服飾とかのレベルを上げてもいいころあいですよ。』
「それは、上げろって催促してる?」
『そうですね。』
「そろそろ、自分の武器作ろうと思ってたんだけど…。」
『…残念です。』
「…こいつ。」
俺にだけ聞こえるこいつは、俺の「能力:千里の道も一歩から」の声。
割と、辛辣で、睡眠学習空間では、ボコボコにされているので、俺は、あまり、好きではない。
しかし、言っていることはわからないでもない。
鍛冶は毎日武器を作って、レベルを上げたので、LV946まで上がっている。
それに対して、服飾は、LV1。
まあ、何もやっていないので、当然だろう。
「しかし、お前は、俺をどうしたいんだ?」
『あなたを強くしたいと思っているのは間違いありませんよ。』
「強くって言われても…。」
『細かいことは気にしないでいいですよ。それより、今日は、買い物をしましょう!』
「とりあえず、高めの簡易錬金釜と、服飾なら、糸製作錬金釜も必要か…。」
『服作りの魔道具もあるといいですよ。』
「置くところないな。」
『異空間牧場に置いちゃいましょう。』
俺は、買い物を済ませる。
口座の残高が一気に減った。
自室に帰り、異空間牧場に買ったものを運び込む。
1つ150万の簡易錬金釜100個。
1つ3億のミスリルレベルまで、しっかり加工出来る糸製作錬金釜1個。
1つ10億の能力:サイズ自動調整と個人登録用の空きスロットを1つ確実につけられる服作りの魔道具。
全部で、14億5000万。
毎日1500万くらいずつ稼いでいたのと、この前、何かよくわからない装備を、10億で買い取ってくれたので、お金はギリ足りた。
異空間牧場に買った商品を持っていくと、テイムしているモンスターが集まってくる。
どくろトレント、リビングメイル、スケルトンドール、魔鉱亀、ダークプラント。
あまり、可愛い系ではないが、みんな割と愛着が湧いている。
お土産の魔石をあげつつ、まずは、簡易錬金釜を並べていく。
100個セッティングして、中には、ブラックスケルトン、レッドスケルトン、スケルトンの素材とマッドゴーレムの泥とプチスライムもどきの体液を均等に入れる。
結構な重労働だが、音楽を聞きながら、こなしていく。
あとは、明日になれば適当に錬金アイテムが100個出来ていることだろう。




