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武器の試し斬り

「なんでかなあ。空を飛べるってだけで、いきなりこんな依頼無いだろう!こちとら、普通の女子高生だぞ!」


Sランク、不死竜。


一撃でも食らったら死ぬ。

飛行機相手に単身ぶつかりに行く。

そんな相手。


キリは、やるだけやって無理でしたで終わらせようとそう決めた。


捕捉。

空中を物理無視で浮く不死竜。

一瞬で、距離を詰め、尻尾を切断する勢いで、鎌を突き立てる。

不死竜の尻尾に傷を負わせることに成功したが、切断までは至らない。


キリは、即時撤退を決める。

拠点に着くと、文句を言いたい気持ちを抑えとりあえず、休む。

シャワーを浴びて一眠りすれば、気も紛れるだろう。




しばらくして、キリは、騒がしい拠点の様子で起きる。

「どうしたんですか?」


「不死竜が、死んだんだ!急に力なく落ちてそれっきりだ!」


キリは、自分が倒した可能性を否定する材料を探す。

しかし、今日、不死竜に挑戦しているのは自分だけという現実は変えようがない。

そして、武器の死属性攻撃…。

面倒ごとになりそうな予感。


キリは荷物をまとめてさっさとその場をおさらばするのだった。




妹ユキは、4本の刀を両手に加えて、闇の手2本で操り、Bランクの武者リザードと戦う。

武者リザードの剣は重いが、闇の手なら力負けもしない。

流れるような剣の乱舞を加速する思考で、対処していく。


気をつけるのは、剣を受けて視界を塞ぐこと、見えなければ情報が少なくなってしまう。


打ち合い始めて、3分もかからず、ユキは、武者リザードを倒した。


残された武者リザードの遺骸と、武者リザードの刀を含めた装備を戦利品として持ち帰る。


武者リザードの刀を眺める。

「やっぱり、もう兄貴の刀じゃないと満足できないな。」


それほど悪くはないはずの、武者リザードの刀は、自身の5刀目の装備にするには、物足りなく感じてしまうユキであった。




俺はと言うと、今日もユウのスパルタで、ブラックスケルトンを倒した後、ギルドに来ていた。

そして、ミスリルインゴットを600万円分購入する。


今日は、ギルドはそれで終わり、休むことにした。

と言っても何もしないわけではない。

雷馬の素材とミスリルで、ユウの装備を作る予定だ。


ユウは、また、それを見ていると言う。

しかし、残念ながら、今回は、インゴットを作るところまでしか出来なかった。

3力が尽きてしまったのだ。

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