妹の新装備
16時。
ユウは、すでに待っていた。
自分の依頼とかはいいのか?とも思ったが、すでに終えているらしい。
そういうことなら特に言うこともない。
帰る前に、俺は、ふと思いつく。
そう言えば、ブラックスケルトンの素材が武器もう一つ分くらいあるんだよな。
ギルドで、魔銀インゴット300万円分を買う。
「せっかくだから鍛冶を見せてよ。」
「別に面白いものではないぞ。」
ユウは鍛冶を見ていくことになった。
妹にも電話。
「19時ころに貸し工房に来てくれ。」
「了解!良いのできそう?」
「こんな感じになりそうっていうのは頭に入ってる。」
「なにとぞ、よろしくお願いしまーす!」
ふざけ始めた妹は放っておき、工房で魔銀にブラックスケルトンの素材を合わせた刀を作った。
3時間くらいかかった。
ユウも何が面白いのか最後まで見ていた。
出来た刀は、死属性を思わせる灰色に輝く刀身だった。
「兄貴!来たよ!あ、友人さんですか?いつも兄がお世話になっています!」
「ユウって言います。よろしくお願いします。」
「私は、ユキです。よろしくお願いします!」
ユウとユキが適当に自己紹介していた。
そう言えば、初対面だっけか。
妹は刀装備であることを確認すると、まず装備個人登録を行った。
スロットはしっかり
ついていたようだ。
こんな時、アイテム鑑定が出来ればいいなとは思うが、高望みは良くない。
妹に渡した武器の鑑定はあとでになってしまうのは仕方ないことだ。
『鍛冶LV278→LV316に上がりました。』
ユウはそこで帰った。
俺と妹は、2人並んで家に向かう。
すでに日は落ち、月が照らす夜になっていた。
「兄貴、自分の装備はいいの?」
「俺よりお前の方が心配だからな…。」
「そういう所で損するんだぞ!」
「こういうのは家族だけだ。」
「…そっか。…ところで、友達は幻じゃなかったけど、彼女はいないの?」
「いきなり何の話だよ!」
「その反応じゃいないね。」
「悪いかよ。」
「悪くないけど、早く私を安心させてね!」
「それより、もう個人登録してたが、金は大丈夫か?」
「…。」
家にて母が鑑定。
明晰の命けずり
ランクD
能力1:不壊
能力2:攻撃死属性
能力3:思考加速付与
能力4:装備個人登録
闇の手の数を増やして戦う妹が欲しがっていた処理能力を上げるような解決策をピンポイントで解決したこの武器。
妹はうまい話過ぎて、若干ひいていた。
「何か運がいいとかってレベルじゃないよね…。」
「普通で売ったら、いくらでもいけそうだけど…。」
「もう、ユキが個人登録してるから別に値段はある程度でいいよ。」
「じゃあ、せめて500万くらい?」
「それでいいよ。」
「500万ならなんとか行ける!」
睡眠学習空間にて。
組手をしながら話しかけられる。
『あなたの鍛冶は、使う相手を明確に意識するほうが良いものができますね。』
「そう言えば、そうかも。」
『いい才能ですから大事にして下さいね。』
「お前が褒めるなんて珍しいな。」
『そうかもしれませんね。』




